2011年11月30日 18:00

夫婦問題研究家　岡野あつこが2011/11/15『日刊ゲンダイ』で熟年離婚の相談事例について書きました。

夫婦問題研究家　岡野あつこが2011/11/15　『日刊ゲンダイ』の毎週月曜日の連載「こんな結婚もある」で「夫がすんなり離婚を受け入れたのは・・・」として、熟年離婚について書いています。最近、また増えているという熟年離婚が危機一髪のところで回避された相談例があげられています。

夫婦問題研究家　岡野あつこが2011/11/15　『日刊ゲンダイ』の連載「こんな結婚もある」に
「夫がすんなり離婚を受け入れたのは・・・」として、熟年離婚について書いています。
今回は、熟年離婚が危機一髪のところで回避された相談例があげられています。

～結婚22年目の熟年夫婦に異変が起きたのは、この夏のこと。
　夫のKさん（52）が毎日18時に帰宅し始めてからです。
　「節電でサマータイムだから」
　Kさんはそう説明したそうですが、早く帰宅してもロクに会話せず、家事も手伝わず、
ため息をついてゴロゴロしてばかり。妻（48）はいらいらが募ります。とにかく疎ましく思えてなりません。
　「定年退職後は、こんな生活が続くのか・・・そう思うとゾッとした」

・・・・・・〈以下略　〉・・・・・・　　～

　そんな日が続いたある日、妻は離婚を切り出すと、夫はすんなりと受け入れたというのです。

　そんな妻が、夫婦問題研究家　岡野あつこのところに相談に訪れました。
　《これはおかしい》と思った岡野あつこにKさんは病院を紹介され、診断結果は「うつ病」というものでした。
　「サマータイム」とはまったくの嘘で、リストラ候補にされ仕事を干された上、賃金カットもされていたのでした。
　その上、妻から離婚を切り出され、生きる気力さえなくしていました。

ところが、このことがきっかけで妻は変わります。

離婚どころではないと、夫を励まし、毎晩のように将来について話し合うようになりました。
「夫がこんなに追い詰められていたのに、気づかなかったなんて・・・」と反省し、
熟年離婚の危機は回避されました。

長い間、夫婦を続けていると、お互いの考えていることは、わかっているつもり・・・になってしまいがちです。
いつの間にか離れてしまったお互いの気持ちを知るには、こうした荒療治といえるようなことが必要だったのかもしれません。

岡野あつこ（おかのあつこ）

夫婦問題研究家。ライフアップカウンセラー。NPO法人日本家族問題相談連盟理事長。
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科博士課程（前期）修了。
自らの体験を生かし、夫婦問題に悩み苦しむ人を一人でも多く救いたいという思いから、離婚カウンセリングの分野を確立。相談件数は累計２万件を超える。
現在は離婚カウンセラーの養成に力を入れ、札幌・東京・大阪・名古屋・横浜・福岡に「実践離婚カウンセラー養成スクール」を開校。
「離婚しないに越したことはない」という信条のもと、自身の持つカウンセリングのノウハウを多くの受講者に伝えている。
著書多数。最新刊は『「母」のせいでのせいで結婚できない女たち』（日本文芸社）

お問合せ
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会社名　株式会社　カラットクラブ
代表者　代表取締役社長　岡野厚子
会社設立　1995年2月8日
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