2016年11月11日 15:00

第14回開高健ノンフィクション賞受賞作 『マラス 暴力に支配される少年たち』(工藤律子著)が、集英社より11月25日(金)に発売! 

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殺人事件発生率世界一の国、中米ホンジュラス。そこでは、凶悪な若者ギャング団「マラス」が抗争を繰り返し、軍や警察とも激しく衝突する。 マラスの一員になる条件は、人を殺すこと。そして、組織から抜けるときは、死を覚悟しなければならない。なぜ少年たちは、「悪」の道に進むのか。 元マラスや現役マラスメンバー、軍警察、そして若者ギャングの人生を変えようと奮闘する人々を追った、衝撃のルポルタージュ!



第14回開高健ノンフィクション賞選考委員選評より

差別と格差の問題がいかに人間の生を歪め、人生を圧するか
――茂木健一郎

悪、魂のあり方、アイデンティティ、教育、自由……。読み進めていくうちに、ホンジュラスの問題を超えて、現代日本の問題へとつながってくる
――藤沢周

意を決してギャング集団から抜け出していく若者たちと、それを取り巻く人々を、丁寧に、生き生きと描いている
――姜尚中

『マラス 暴力に支配される少年たち』
著者:工藤律子
発売日:2016年11月25日
定価:本体1800円+税
体裁:四六判ハードカバー
ISBN:978-4-08-781621-1



【目次】
プロローグ
第一章 マラスの輪郭
 マラスというレッテル/国内最大の刑務所
第二章 カリスマ
 ギャング・リーダーの誕生/武装する少年たち/死への恐怖/塀の中のドン/奇跡の変身/神に導かれた男
第三章 マラスという敵
 マラスを追い詰める/マラスを抜けた青年
第四章 冒険少年 
 世界一危険な町から来た少年/決死の逃避行/一筋の光/新天地
第五章 マラスの悲しみ
 ギャングと歩むシングルマザー/リベラ・エルナンデスの牧師/穏やかになったギャング/異なる選択肢
第六章 変革
 神のラッパー/刑務所の伝道師/強まる使命感/変革への連携プレー
エピローグ

【著者プロフィール】
工藤律子(くどう りつこ)
1963年大阪生まれ。ジャーナリスト。東京外国語大学大学院地域研究研究科修士課程在籍中より、メキシコの貧困層の生活改善運動を研究し、フリーのジャーナリストとして取材活動を始める。主なフィールドはスペイン語圏、フィリピン。NGO「ストリートチルドレンを考える会」共同代表。著書に『仲間と誇りと夢と』(JULA出版局)、『ストリートチルドレン』(岩波ジュニア新書)、『ルポ 雇用なしで生きる』(岩波書店)などがある。

【お問い合わせ】 集英社 広報部 03-3230-6314

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会社概要

商号
株式会社 集英社(カブシキガイシャ シュウエイシャ)
業種
新聞・放送・出版・広告・印刷
上場先
未上場
従業員数
5000名未満
会社HP
http://www.shueisha.co.jp/

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