2007年08月20日 18:00

中国のTD-SCDMAトライアル

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先端分野の市場情報を提供する株式会社グローバル インフォメーションは、英国調査会社のVisiongain社の最新市場調査報告書である 「TD-SCDMA and the Chinese 4G trials, vendors and handset manufacturers」 の発売を開始しました。この市場調査報告書には、中国のワイヤレス通信市場について記載されています。

先端分野の市場情報を提供する株式会社グローバル インフォメーション(神奈川県川崎市、代表取締役社長:小野 悟)は、英国調査会社のVisiongain社の最新市場調査報告書である 「TD-SCDMA and the Chinese 4G trials, vendors and handset manufacturers (中国のTD-SCDMA市場:4Gトライアル・ベンダー・端末製造業者)」 の発売を開始しました。この市場調査報告書には、中国のワイヤレス通信市場について記載されています。

中国の技術ベンダーは高い特許料に苦しめられてきました。自社機器にWCDMAあるいはCDMA 2000技術を導入した場合、売上収入の内最低でも5%を特許使用料に奪われるのです。そこで中国の企業は国産ワイヤレス規格の研究に多額の投資を行い、セルラー技術において可能な限りの自給自足を目指しました。TD-SCDMAと呼ばれる彼らの3G規格は、技術的には強固な規格であり、トライアルの結果から、周波数の利用効率がWCDMAおよびCDMA 2000に対し10%から15%優れていることが示されています。


すでにいくつかのトライアルが実施されており、その結果はまちまちです。しかし、来年開催されるオリンピックに合わせて、他技術との同時展開が計画される中、依然としていくつかの重要な問題が未解決のままとなっています。

- ライセンスは発行されていないが、すでに発表された契約が3Gライセンスとなっているのは既成事実ということなのか。
-中国およびTD-SCDMAに対するSK Telecomの多額の投資は、同技術が中国の国外に進出し世界のTDD市場において優位を築く形で実を結ぶのか。
- 各オペレーターは携帯端末シェア獲得のために多額の投資を行うのか、それともWCDMAとの統合テストが完全な成功を収めるまで待つのか。
- 外部のメーカーおよびベンダーが、TD-SCDMAに関連して中国のメーカーと協力するには、どのような機会が残されているのか。
- これによって、米国および欧州の企業が持つIPに関する権利、および現在中国事業から得ている特許使用料収入にどのような影響があるのか。
- NokiaおよびMotorolaはすでにTD-SCDMAモデルに注力しているが、彼らはこの方針を保持し続けるのか。


TD-SCDMAはTDD二重化技法に基づいているため、非対称データトラフィックにも非常に適しています。無線帯域の混雑、モバイルデータサービスの必要性増に伴うセルラー規格の発展によって、TDDの利用頻度が高くなることが予想されているが、これは事実なのか、そして中国国内およびその他のTD-SCDMAネットワークにとってのデータサービスの必要性とは何を指すのか。


Visiongainの新たな詳細レポートの調査結果により、WCDMA/TD-SCDMAの相互運用性テストの実施、およびこれら2つの3G規格に対応可能な携帯端末の開発は、目下のところ必要がないことをVisiongainは明らかにしています。

市場シェアを巡って他の規格が同規格と競合する中、政府が及ぼし続ける影響はどれだけの重要性を保ち続けるのか。本レポートは、市場における他のプレーヤーの分析を提示して、この疑問に答えます。そして中国および国際的なベンダーを調査するとともに、携帯端末製造業者および彼らの提供品について調査しています。
 
同レポートはこれらの分野に関する詳細な市場分析を提供し、幅広い視野で市場機会を特定しながら市場予測を行います。また、関連企業が直面する課題を評価し、中国におけるこれらの規格の開発に外国企業も一役買うべき理由についても分析しています。




[
英文調査報告書]                                                                        

TD-SCDMA and the Chinese 4G trials, vendors and handset manufacturers

中国のTD-SCDMA市場:4Gトライアル・ベンダー・端末製造業者


出版社: Visiongain
出版日: 2007/06
http://www.gii.co.jp/japanese/kt54013-td-scdma.html


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E-mail: sl1@gii.co.jp
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