2008年08月04日 13:00

世界のメンブレンバイオリアクター市場は2013年までに4億8,800万米ドル規模に

先端分野の市場情報を提供する株式会社グローバル　インフォメーション（神奈川県川崎市、代表取締役社長：小野悟）は、米国調査会社BCC Researchの発行する最新の英文調査報告書「Membrane Bioreactors: Global Markets」の販売を開始いたしました。

BCC Researchが発行した新たな調査報告書「MEMBRANE BIOREACTORS: GLOBAL MARKETS」によると、世界のメンブレンバイオリアクター技術市場はCAGR10.5%で拡大し、売上で2008年の2億9,600万米ドルから2013年には4億8,800万米ドルになると予測されています。

排水処理のためのメンブレンバイオリアクター（MBR）技術市場は1990年以降着実に拡大しています。1990年当時はわずか100万米ドルでした。MBRシステムの成長率は世界各地様々であり拡大動向もまちまちです。しかしすべての地域に共通しているのは、当技術の売上がこのシステムを導入している国々のGDPよりも迅速に、かつ、それらを使用している産業よりも急速に拡大しているということです。

MBRは当初自治体／家庭用排水処理として用いられ、今なお最大の応用分野となっています。これは全体の44%を占めています。予測期間においては下水処理が今後もMBRシステムの主な利用先でありつづけるでしょう。米国や欧州において市営の大型プラントが広まっています。しかし小規模地域や住宅開発、観光リゾート、学校、ショッピングセンター向けのサテライト排水処理センターも需要があります。この分野は世界のすべての地域において拡大すると見込まれており、多くの小規模家庭用排水処理にMBRを導入しようとする動きによるものです。