紙芝居の題材は、神田川に架かる面影橋に古くから伝わる「於戸姫(おとひめ)物語」です。最近の伊藤夏紀の絵の顕著な特徴といってよい深い色彩を湛える画面と、奥行きある構図が存分に生かされた作品に仕上がりました。また、本展は「古い物語に息を吹き込み、土地の記憶をよみがえらせる」をひとつのテーマにしていることもあり、風景や衣装、道具などは可能な限り取材に基づいて再現しました。紙芝居「面影橋ものがたり」は伝説的悲話の再生しつつ、伊藤夏紀の個性が活きる作品になりました。
【紙芝居『面影橋ものがたり』作成にあたって】
紙芝居「面影橋ものがたり」は於戸姫と呼ばれた美しい娘にまつわる悲しいお話です。於戸姫は、自らの美貌がもとで数々の不幸に見舞われ、その身の不運を思い悩み、ついには神田川に身を投げて死んでしまいます。
面影橋にまつわる古いお話には太田道灌の「やまぶきの里」などがありますが、なかでも江戸初期の高田馬場・早稲田地域を舞台にした「於戸姫物語」を題材にとりました。物語は、かつて上水道として使われた神田川の清らかな水の流れと、豊かな田園風景が広がる江戸初期の人々の生活をよく伝えています。
紙芝居の脚本を担当した峯村文子さんは、早稲田地域の読み聞かせサークルに所属し、こどもやお年寄りに紙芝居や絵本の楽しさを伝える活動を続けています。峯村さんは、若い世代が神田川やこの土地について興味を持ってほしい、土地が持つ記憶を次の世代に伝えたいと考えてきました。地域に残る伝説を紙芝居にすることで、そのきっかけにできないかとアイデアを膨らましていた折、当店で販売されている伊藤のポストカードを見かけました。この人に絵をお願いできないか…と相談を受けた店主が、二人を引き合わせたことから、今回の展示を開催することになりました。
伊藤夏紀は、20歳の頃から独学で絵本を描きはじめました。イラストのポストカードを販売しながら、描き上げた絵本作品を出版社や絵本コンテストに持ち込んでいます。専門家からの厳しい意見やアドバイスにもめげず10年間コツコツ描き続け、昨年、初めての個展を当ギャラリーで開催しました。作品を読んだこどもたちやお母さん方からの感想や意見を参考にしながら、人物造形、画面描写の研究に日々励んでいます。
【作家プロフィール】
伊藤 夏紀 (いとう なつき)
1981年生まれ。イラストレーター。2002年ごろから独学で絵本を描き始める。ポストカードの販売や、店舗包装紙のデザインをしながら、絵本作家を目指して活動中。
作家ホームページ http://itonatsuki.jimdo.com/
【紙芝居『面影橋ものがたり』作成にあたって】
紙芝居「面影橋ものがたり」は於戸姫と呼ばれた美しい娘にまつわる悲しいお話です。於戸姫は、自らの美貌がもとで数々の不幸に見舞われ、その身の不運を思い悩み、ついには神田川に身を投げて死んでしまいます。
面影橋にまつわる古いお話には太田道灌の「やまぶきの里」などがありますが、なかでも江戸初期の高田馬場・早稲田地域を舞台にした「於戸姫物語」を題材にとりました。物語は、かつて上水道として使われた神田川の清らかな水の流れと、豊かな田園風景が広がる江戸初期の人々の生活をよく伝えています。
紙芝居の脚本を担当した峯村文子さんは、早稲田地域の読み聞かせサークルに所属し、こどもやお年寄りに紙芝居や絵本の楽しさを伝える活動を続けています。峯村さんは、若い世代が神田川やこの土地について興味を持ってほしい、土地が持つ記憶を次の世代に伝えたいと考えてきました。地域に残る伝説を紙芝居にすることで、そのきっかけにできないかとアイデアを膨らましていた折、当店で販売されている伊藤のポストカードを見かけました。この人に絵をお願いできないか…と相談を受けた店主が、二人を引き合わせたことから、今回の展示を開催することになりました。
伊藤夏紀は、20歳の頃から独学で絵本を描きはじめました。イラストのポストカードを販売しながら、描き上げた絵本作品を出版社や絵本コンテストに持ち込んでいます。専門家からの厳しい意見やアドバイスにもめげず10年間コツコツ描き続け、昨年、初めての個展を当ギャラリーで開催しました。作品を読んだこどもたちやお母さん方からの感想や意見を参考にしながら、人物造形、画面描写の研究に日々励んでいます。
【作家プロフィール】
伊藤 夏紀 (いとう なつき)
1981年生まれ。イラストレーター。2002年ごろから独学で絵本を描き始める。ポストカードの販売や、店舗包装紙のデザインをしながら、絵本作家を目指して活動中。
作家ホームページ http://itonatsuki.jimdo.com/
【開催概要】
会期 2012年5月14日(月)~5月27日(日)(会期中無休)
11:00 - 20:00 (日曜のみ18:00まで) 入場無料
会場 ギャラリー・雑貨 のびのび荘
〒169-0051東京都新宿区西早稲田2-18-6
TEL / FAX 03-6320-6189
E-mail nobinobisou@gmail.com
URL http://www.nobinobisou.com/
交通のご案内
東京メトロ副都心線 西早稲田駅1番出口より徒歩2分
JR・西武新宿線 高田馬場駅より徒歩10分
東京メトロ東西線 高田馬場駅7番出口より徒歩8分
【関連イベント】
5月20日(日) 紙芝居実演(14時~ / 16時~)を行います。観覧無料。
【本件についてのお問い合わせ先】
ギャラリー・雑貨 のびのび荘
担当:森永
所在地:〒169-0051東京都新宿区西早稲田2-18-6
TEL / FAX:03-6320-6189
E-mail:nobinobisou@gmail.com
URL:http://www.nobinobisou.com/
以上、よろしくお願いいたします。
会期 2012年5月14日(月)~5月27日(日)(会期中無休)
11:00 - 20:00 (日曜のみ18:00まで) 入場無料
会場 ギャラリー・雑貨 のびのび荘
〒169-0051東京都新宿区西早稲田2-18-6
TEL / FAX 03-6320-6189
E-mail nobinobisou@gmail.com
URL http://www.nobinobisou.com/
交通のご案内
東京メトロ副都心線 西早稲田駅1番出口より徒歩2分
JR・西武新宿線 高田馬場駅より徒歩10分
東京メトロ東西線 高田馬場駅7番出口より徒歩8分
【関連イベント】
5月20日(日) 紙芝居実演(14時~ / 16時~)を行います。観覧無料。
【本件についてのお問い合わせ先】
ギャラリー・雑貨 のびのび荘
担当:森永
所在地:〒169-0051東京都新宿区西早稲田2-18-6
TEL / FAX:03-6320-6189
E-mail:nobinobisou@gmail.com
URL:http://www.nobinobisou.com/
以上、よろしくお願いいたします。