2012年05月21日 17:00

どこの国でもグローバルビジネスの共通言語は英語―イプソス「Global @dviser調査」より

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

グローバル調査会社のイプソスが世界26カ国で実施した調査によると、世界のビジネスマンの10人に3人(27%)は、国外に在住する外国人とビジネス上のコミュニケーションが必要な環境で働いていることがわかった。日本ではそのような環境で働くビジネスマンは9%で、今回の調査対象国中、最下位であった。

グローバル・マーケティング・リサーチ会社のイプソスは、世界26カ国でビジネスで利用する言語に関する調査を実施いたしました。

<主な調査結果>
●ビジネスマンの10人に3人(27%)は、外国人とのコミュニケーションが必要な環境で働く
●外国人とのコミュニケーションが必要なビジネスマンは、日本では9%で調査対象国中で最下位。トップはインドで59%
●10人に7人(67%)がビジネス上の外国人とのコミュニケーションで英語を使用


<調査概要>
 調査実施機関: イプソス     実施時期: 2012年4月3日~17日
 調査手法:イプソス・オンラインパネルシステムにより世界24カ国で毎月実施するGlobal @dviser調査
        (今回は通常の24カ国にシンガポール、香港を加えた26カ国で調査を実施)
 対象国(26カ国): アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、イギリス、香港、
             ハンガリー、インド、インドネシア、イタリア、日本、メキシコ、ポーランド、ロシア、サウジアラビア、
             シンガポール、南アフリカ、韓国、スペイン、スウェーデン、トルコ、米国
 対象者: カナダ及び米国では18歳~64歳、その他各国では16歳~64歳の対象者13,644人
       各国1000人以上が回答 
       *アルゼンチン、ベルギー、インドネシア、メキシコ、ポーランド、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、韓国、
         スウェーデン、トルコ、香港、シンガポールでは各国500人以上


 グローバル調査会社のイプソスが世界26カ国で実施した調査によると、世界のビジネスマンの10人に3人(27%)は、国外に在住する外国人とビジネス上のコミュニケーションが必要な環境で働いていることがわかった。日本ではそのような環境で働くビジネスマンは9%で、今回の調査対象国中、最下位であった。

グローバル化が進む労働環境
 今回の調査で、対象国26カ国のビジネスマンの10人に3人が「国外に在住する外国人とのコミュニケーションが必要な仕事に就いている」と回答した。その比率がもっとも高かったのはインドで59%であった。シンガポール(55%)、サウジアラビア(50%)、香港(44%)、南アフリカ(42%)がそれに続いた。日本は9%で対象国中で最下位であった。日本のほかに比率が低い国はロシア(13%)、ポーランド(14%)、ハンガリー(14%)などであった。全体で見ると外国人とのコミュニケーションが必要なビジネスマンの特徴は、高学歴(38%)で、世帯年収が高く(33%)、35歳以下(31%)との結果が出た。

英語が共通言語
 外国人とのコミュニケーションが必要な環境で働くビジネスマンの共通言語は英語である。10人中7人(67%)が「英語が共通言語だ」と回答した。高年収(74%)、高学歴(73%)の層でその傾向が強い。地域別に見ると、英語を共通言語としているのは北アメリカ(76%)で最も多く、ついでアジアパシフィック(72%)、中近東・アフリカ(67%)、ヨーロッパ(63%)が続き、ラテンアメリカは33%に止まった。
 今回調査対象となった26カ国中22カ国で主流の共通言語は英語だ。英語が主流でない国々はラテンアメリカに多く、アルゼンチン(53%がスペイン語と回答)、ブラジル(53%がポルトガル語と回答)、メキシコ(46%がスペイン語と回答)で、ほかの地域ではロシア(48%がロシア語と回答)が挙げられる。
 英語に大きく水を開けられた形にはなるが、共通言語の第2位はスペイン語であった。全体の5%が外国人とのコミュニケーションの共通言語としてスペイン語を挙げた。それに続いたのは標準中国語(4%)、フランス語(3%)、ドイツ語、アラビア語、ヒンディー語、イタリア語、ロシア語(各2%)であった。
 標準中国語を共通言語に挙げた比率が高いのは中国(21%)であったが、それでも10人に6人(63%)は英語を共通言語に挙げた。この傾向はフランス語にも見られる。フランスではフランス語を共通言語に挙げた比率は30%、ベルギーでは28%と高かったが、英語はそれを上回った。フランスでは62%、ベルギーでは56%のビジネスマンが共通言語は英語だと回答した。

英語学習は成功への鍵?
 今回の調査では、外国人とのコミュニケーションが必要な環境で働くビジネスマンの過半数(61%)は、自分の母語ではない言語でコミュニケーションをすると回答した。高学歴(68%)で35歳以下(67%)の層に特にこの傾向が見られた。地域別にはアジアパシフィック(68%)、中近東・アフリカ(67%)で比率が高かった。
 母語が英語だと回答したのは4人に1人(24%)で最も割合が高く、次いで広東語(8%)、スペイン語(7%)、標準中国語(6%)、ヒンディー語(5%)、フランス語(5%)であった。
イプソスについて
1975年創業。イプソスはリサーチのプロフェッショナルが経営する世界第3位のグローバル市場調査会社です。
世界84カ国の拠点では、16,000人以上のスタッフが、5,000を越えるクライアントにサービスを提供しています。年間の調査プロジェクト数は10万件以上、実施インタビュー数は7,000万件以上に上ります。
GreenBook Research Industry Trend Survey 2011で最もイノベイティブなリサーチ会社の第2位に選ばれました。
イプソスについての詳細は弊社ウェブサイトwww.ipsos.comをご覧ください。

このニュースリリースについてのお問い合わせ:
Darrell Bricker
CEO, Ipsos Global Public Affairs
+1 (416) 324 2001
darrell.bricker@ipsos.com

山野辺有子
Ipsos in Japan
03 5408 5469
yuko.yamanobe@ipsos.com

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • 教育、資格、スキル

会社概要

イプソス株式会社
商号
イプソス株式会社(イプソスカブシキガイシャ)
代表者
内田 俊一(ウチダ シュンイチ)
所在地
〒105-0001
東京都港区虎ノ門4-3-13 ヒューリック神谷町ビル
TEL
03-6867-8001
業種
リサーチ
上場先
未上場
従業員数
500名未満
会社HP
https://www.ipsos.com/ja-jp/

運営会社 プライバシーポリシー情報削除ガイドラインサイトのご利用についてサイトマップお問い合わせ

© 2007-2024 GlobalIndex Co.,Ltd. All Rights Reserved.