2012年07月23日 18:00

WIPジャパン発:イギリスのアパレル小売トップ5のソーシャルメディア戦略―その2

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~調査が示すソーシャルメディア活用のポイント~

グローバルビジネス支援サービスを提供するWIP(ウィップ)ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:上田輝彦ジェームズ、以下、WIPジャパン)では、海外進出や海外向けEコマースに必須の多言語マーケティング・サービスを提供しています。世界89か国・411都市という日本最大級の自社ネットワークをフルに活用して、多くのお客様の海外進出を支援しています。

現在、ソーシャルメディアを活用したマーケティング手法は、FacebookやTwitterが普及した市場では欠かせないツールになっています。保守的なイギリスも例外ではありません。特にFacebookの利用者数は2012年7月現在で3060万人を超え、同国のネット利用者(5270万人)の60%近くを占めています。

さて前回は、イギリスのアパレル小売トップ5社を対象にした「ソーシャルメディア戦略に関する調査」の概要を簡単に紹介しましたが、今回はソーシャルメディアの活用において、Engagement(顧客を引き寄せること)の手法の分析と成功のポイントについて述べてみましょう。

Stickeyes社の調査では、各社のさまざまなEngagementに着目し、その関連手法を7つに分類しています。すなわち、(1)価格プロモーション(2)製品プロモーション(3)コンペティションの導入(4)カスタマーサポート(5)サービス提供(6)ブロガー・アウトリーチ(7)ロイヤルティの向上です。

これら7つのうちで5社に共通している中心的な戦略は、(1)の価格プロモーションです。すなわち、ディスカウントやセールで顧客にアピールする作戦です。特にBoohooは、この戦略に力を入れています。顧客の企業に対する好感度を上げるには、価格プロモーションがいちばん効果があるのも事実です。たとえば「今から3時間は20%オフ」といった時間限定のディスカウント広告は、「リツイート度」を上げるのにも最も効果的な方法です。

これに対し、リツイート度を上げる方法としては2番目に効果があるものの、顧客の評価があまり得られないのは(3)のコンペティションの導入です。これはオーディエンス参加型のイベントですが、5社中、River Islandを除く4社はほとんど導入していません。これはコンペティション(ファッション関連コンテストなど)に参加しても勝ち目が少ないことが主な要因と考えられます。

Engagement部門で最も成功を収めているASOSやNew Lookに共通していることは、ソーシャルメディアの活用において非常にバランスの取れたプロモーション戦略を展開していることです。中でもカスタマーサポートには特に力を入れており、それが顧客獲得の大きな要因になっていると考えられます。

 当社では、こうしたオンラインマーケティングにおいても効果的な提案をしています。

■WIPジャパン株式会社について:

2000年に設立されたWIPジャパン株式会社は、海外リサーチ・マーケティングコンサルティングや多言語翻訳などのグローバルビジネス支援(Global Business Support:GBS)サービスを提供しています。顧客には、多言語で様々な情報を発信・伝達・入手する必要のある約4千社以上の企業、政府組織、研究機関が含まれます。http://japan.wipgroup.com

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

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会社概要

ワールドインテリジェンスパートナーズジャパン株式会社
商号
ワールドインテリジェンスパートナーズジャパン株式会社(ワールドインテリジェンスパートナーズジャパンカブシキカイシャ)
代表者
上田輝彦・福良雄(ウエダテルヒコ・フクヨシオ)
所在地
〒102-0093
東京都千代田区平河町1-6-8 平河町貝坂ビル2F
TEL
03-3230-8000
業種
その他
上場先
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従業員数
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http://japan.wipgroup.com/
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