「グリフォン書店」、佐藤懐智・著の『カニバル星人』、配信開始

　世界中の映画フェスティバルで絶賛され数々の賞に輝くも、ショッキングな映像表現のために日本公開が見送られていた『カニバル星人』。その伝説の社会派アニメ映画が、電子書籍となって登場！（映画本編と予告編の動画を収録。英語音声・日本語字幕）
　食品偽装、格差、利益追求と食の安全の剥離……この作品から何を感じるかはあなた次第である。
＜内容紹介＞
　いつかの未来。カニバル星人によって、人類は食用の家畜として日夜美味しく食べられていた。
　主人公の人肉大食いレポーター、メイは放送中に何物かに拉致されてしまう。彼女をさらったのはエコ系テロリスト集団、HFL（人間解放戦線）。人肉食反対を掲げるHFLは、食用の人肉を猛毒ウィルスに感染させ、それをTVでメイに伝えるように要求する。残酷に屠殺される人間の記録映像を見せられショックを受けたメイは、それを受け入れてしまう。
　ウィルスに感染した人間と、それを喰って同じく感染したカニバル人のグロい姿がゴールデンタイムに流され、やがて大パニックに陥るカニバル人社会 。消費者はノイローゼになり、労働者は自殺をし始め、経済も大ダメージを受ける中、さらなる暗躍を続けるHFLと、社会不安の増大と比例して、ニュースキャスターへと昇進するメイ。
　だが、政府の決定により人間達は感染の有無を問わず皆殺しにされ、メイの番組も放送中止になり、チカロも部下達からの造反に晒される。全てを失った中で再会するメイとチカロ。だがそんな二人に政府の陰謀とチカロ自身の深刻なトラウマが立ちはだかる。
　果たして二人の運命は？　そして真の「カニバリズム」の意味とは？


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