2014年02月17日 16:00

大きな議論となっている新型出生前診断(NIPT)。この医療技術に対する単純な是非論には組せず、世界の最先端の出生前診断やその診断を利用した治療の可能性、国際的な動向などをきちんと知りたい。

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母体の血液検査だけでダウン症などの先天的疾患が分かる新型出生前診断(NIPT)が昨年スタート。しかし安易な診断が〝命の選別〟につながると大きな議論となり、限られた施設で臨床研究として実施されている。さらには新型以外のあらゆる出生前診断の正しい理解も進まない。シンポジウムでは、世界最先端の出生前診断やその診断を利用した治療の可能性、それぞれの国や社会がこの医療技術とどのように向き合ったかを見ていく。

国際シンポジウム『出生前診断とその国際動向』
母体の血液検査だけでダウン症など3種類の先天的疾患が分かる新型の出生前診断が2013年4月にスタートした。しかしこの新型出生前診断をめぐっては、安易な診断が「選択的堕胎」、つまりは命の選別につながるとして大きな議論を巻き起こし、結局は限られた施設での条件付臨床研究としてのみ実施されている。さらには新型以外のあらゆる出生前診断の正しい理解さえ得られていないのが現状。
 しかし、世界の医療技術や遺伝子解析などは日々目覚しい進歩を遂げている。その技術の進歩と人間がどのように向き合うのか、日本でも真摯な議論が不可欠となっている。
 本シンポジウムは、そうした世界の最先端の出生前診断やその診断を利用した治療の可能性も紹介しつつ、出生前診断という医療技術をそれぞれの国や社会でどのように議論され、取り入れているのかという現状を見ていきたい。

【シンポジウム概略】
<タイトル> 『出生前診断とその国際動向』
<期 日>   2014314日(金曜)
<時 間>  午後6時~午後9時
<会 場>  都市センターホテル 5F オリオン
<主 催>  一般社団法人 未来の胎児と医療を考える会


【シンポジウムプログラム】
6:00 p.m. - 6:05 p.m.
●ご挨拶
千葉敏雄 (一般社団法人未来の胎児と医療を考える会代表理事)

第1部 現場からのレポート
6:05 p.m.- 6:25 p.m.
●出生前診断をめぐる国内の動き 
隈本邦彦教授(江戸川大学)
6:30 p.m.- 6:50 p.m.
●日本における出生前検査・診断の現状と問題点
中村靖院長(胎児クリニック東京)

第2部 特別講演
6:55 p.m.- 7:10 p.m.
●胎児ケアの現況と今後
千葉敏雄教授(東京大学大学院、国立成育医療研究センター)
7:15 p.m.- 7:45 p.m.
●出生前診断:新しい医療技術はどのように導入されるのか?
マーク・エバンス教授(マウント・サイナイ医科大学、ニューヨーク、アメリカ)
7:50 p.m. - 8:10 p.m.
●日本における出生前診断:その意味するもの
亀井良政教授(埼玉医科大学)
<休憩> 5分
8:15 p.m. - 8:35 p.m.
●未だ生まれぬ患児たち:最新の遺伝学的診断と治療による胎児ケアの個別化
ツアングシット・ワタガナラ准教授(マヒドン大学、バンコク、タイ)
8:40 p.m. - 9:00 p.m.
●フランス(および欧州)における出生前診断とその生命倫理
ドミニク・プランタズ教授(臨床医科大学、グルノーブル、フランス)


【申し込み方法】
※入場無料(事前登録制)
※下記URLをクリックし、お問い合わせフォームよりお申込み
https://miraitaiji.org/

【お問い合わせ】
一般社団法人 未来の胎児と医療を考える会
東京都千代田区四番町3 番町MKビル402
Tel 03-6272-5337 
Fax 03-3512-2768
E-Mail info@miraitaiji.org
担当者:佐々木、中田



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  • 医療、福祉

会社概要

商号
一般社団法人未来の胎児と医療を考える会(イッパンシャダンホウジンミライノタイジトイリョウヲカンガエルカイ)
代表者
千葉 敏雄(チバ トシオ)
所在地
〒102-0081
東京都千代田区四番町3 番町MKビル402
TEL
03-6272-5337
業種
医療・福祉・健康関連
上場先
未上場
従業員数
10名未満

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