2014年02月19日 14:00

Nordic Semiconductor、Rezence規格無線充電のためのBluetooth Smartソリューション等発表

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Nordic Semiconductor、Rezence規格無線充電のためのBluetooth Smartソリューションと、nRF51822向け8-リンク対応Bluetooth low energyセントラル・ロール・スタック“S120”SoftDeviceを発表~最大8台までの同時充電をサポートするワイヤレス充電パッドを可能に~

2014年2月19日【参考日本語訳】 

2013年12月20日、ノルウェー・オスロ発 -超消費電力(ULP)無線技術の専門企業であるNordic Semiconductor ASA(OSE: NOD、以下Nordic)は本日、 “S120”8-リンク対応Bluetooth low energyセントラル・プロトコル・スタックと、Alliance for Wireless Power(A4WP)により開発/保守されているRezence規格に基づくワイヤレス充電アプリケーション向けnRF51 Wireless Chargingソフトウェア開発キット(SDK)の提供を開始したと発表しました。

Rezenceは磁気共鳴を原理とする無線送電の技術および規格です。移動の自由をコンセプトとするRezenceは、無線送電の可能性を「充電マットを超え」、従来のアクセサリー市場からほぼ全てのモバイル機器やサーフェイスにまで拡大します。

S120 SoftDeviceはnRF51822 SoCを対象とした、8-リンク対応Bluetooth low energyセントラル・プロトコル・スタックです。nRF51 Wireless Charging SDKにはRezence Power Transmitting Unit(PTU)とPower Receiving Unit(PRU)のためのサービス/プロファイルに加え、ステートマシンのサンプルも含まれています。S120とnRF51 Wireless Charging SDKとを同時に使用することにより、Rezence充電パッドのOut-of-Band(OOB)信号送出部分のためのソリューションが得られます。nRF51822/S120をベースとした充電パッドは8リンクの同時リンクに対応し、最大8台までの機器を同時に充電することができます。また、従来のS110 Bluetooth low energy ペリフェラル・ロール・スタックSoftDeviceとこのSDKを組み合わせた場合も、Rezenceによる充電に対応した機器のための同じソリューションが実現します。

今までの技術とは異なりRezenceは磁気共鳴を原理とするため、これを使った無線充電エコシステムには他の技術では不可能なさまざまなメリットが存在します。RezenceではOut Of Band(OOB)充電管理機能にBluetooth Smartが選ばれています。

Rezence技術を使用すれば、ほとんどあらゆる表面をRezence対応の携帯機器充電に使用できる無線充電装置に変えることができます。これにはたとえば小売店舗、空港、自動車、および家庭やオフィスの家具などが考えられます。Rezence技術はまたラップトップPCや携帯充電器など他の機器にも組み込むことができ、世界初の真にモバイル化された無線充電用の電源が実現します。

S120 SoftDeviceにはGATT/GAPまでを含むBluetooth low energyプロトコルレイヤーが含まれます。これはマルチリンクのセントラル機能およびオブザーバー機能、GATTサーバとクライアント、およびイベント駆動非同期且つスレッドセーフのGATT/GAPとL2CAP APIをサポートしています。S120は8つのリンクを同時にサポートするため、スマートフォンやタブレット以外のBluetooth low energyハブに最適です。S120はNordicのnRF51シリーズICを対象としたSoftDeviceとして供給され、ユーザーがnRF51 SoCに組込むアプリケーションコードによるリンクタイム依存(スタックへの影響)が発生しないコンパイル済みバイナリで、ダウンロードにより容易に入手可能です。

S120に対してはnRF51 SDKが付属しています。nRF51 SDKは幅広いBluetooth low energyサービス/プロファイルを提供し、またアプリケーション開発を簡素化、迅速化する充実したサンプルも付随します。現在のnRF51 SDKはまたnRF51シリーズのflashベースのアーキテクチャも活用し、Over-The-Air Device Firmware Upgrade(OTA DFU)をはじめとするさまざまな機能とサンプルをデベロッパーに提供します。

S120のエンジニアリングビルドとアップデートされたnRF51 SDKは、すでにnRF51822をご使用のお客様向けに本日からダウンロード提供されます。S120のBluetooth 4.1認定の量産向けビルドは2014年第1四半期中に提供の予定です。

nRF51 Wireless Charging SDKは主要なお客様に本日から限定ベースで提供されます。詳細についてはNordic Semiconductorの営業担当者までお問い合わせください。

NordicのSales and Marketing担当ディレクターであるGeir Langelandは、次のように述べています。
「この無線充電のためのRezence規格は、消費家電の分野で最も大きな話題を呼んでいる開発のひとつです。自由に移動しながら個人向けの家電製品を無線で充電できることが極めて魅力的であるのは明らかであり、ウェアラブルデバイスが日常的に利用されるようになればその魅力がさらに高まります。この技術によってさまざまな充電パッド製品が登場し、またRezence対応の消費者向け製品がさらに増えると予想されます。Bluetooth smart siliconの分野をリードするプロバイダとして、NordicはRezence製品のOut-of-Band信号送出技術へのBluetooth low energy採用を喜ばしく思っています。Nordicはこの規格に基づく新製品開発を開始するため必要なソリューションをすでに提供しています。nRF51822向けのS120 -8リンク対応Bluetooth low energyセントラル・ロール・スタック SoftDeviceと専用のnRF51 Wireless Charging SDKにより、Nordicはエンド製品のハードウェアとソフトウェアのどちらにも、必要なツールをお客様に提供します。S120、S110、SDK、およびnRF51822 SoCの組み合わせは、デベロッパーが無線充電とRezence規格という大きな市場機会を捉える製品開発を早期に開始することを可能にします」


Bluetooth low energy, Bluetooth Smart, and Bluetooth Smart Readyについて(英語サイト)
http://tinyurl.com/BluetoothLE

nRF51822について(英語サイト)
http://tinyurl.com/nRF51822

RezenceAlliance for Wireless Powerについて(英語サイト)
http://www.rezence.com/

Nordic Semiconductor ASAサイトについて(英語サイト)
http://tinyurl.com/NordicSemi


【本リリースに関する報道関係からのお問い合わせは下記にお願いいたします】

Nordic Semiconductor PRエージェンシー(日本国内) 
株式会社ブラッド・スウェット アンド ビアーズ
早田 真由美 (ハヤタ マユミ)
TEL: 03-6809-2301
E-mail: hayata@bsbeers.com

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会社概要

Nordic Semiconductor
商号
Nordic Semiconductor(ノルディックセミコンダクター)
代表者
山崎 光男(ヤマザキ ミツオ)
所在地
〒220-0022
神奈川県横浜市西区花咲町6-145 横浜花咲ビル9F
TEL
045-620-0162
業種
製造・メーカー(電気・電子)
上場先
未上場
従業員数
10名未満
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IR情報
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