2014年03月06日 10:00

santec 400G/1Tスーパーチャンネル伝送に適したチャンネル帯域内の損失補正技術を発表

　santec株式会社（東証JASDAQ 6777、本社：愛知県小牧市）は、400G/1Tスーパーチャンネル信号のスペクトル整形・補正を可能とする、チャンネル帯域内損失補正技術を実現しました。3月11日から13日に、サンフランシスコで開催されるOptical Fiber Communication Conference and Exposition （OFC 2014）の展示会場で発表いたします。

santec株式会社（東証JASDAQ 6777、本社：愛知県小牧市）は、400G/1Tスーパーチャンネル信号のスペクトル整形・補正を可能とする、チャンネル帯域内損失補正（In-band attenuation）技術を実現しました。3月11日から13日に、サンフランシスコで開催されるOptical Fiber Communication Conference and Exposition （OFC 2014）の展示会場で発表いたします。

チャンネル帯域内損失補正技術は、次世代のフレキシブル・グリッド型光ネットワーク（エラスティック光ネットワーク）の波長ブロッカアレイや波長選択スイッチなどROADM（Reconfigurable Optical Add Drop Multiplexer）デバイスで用いられる機能です。最小37.5GHzから最大400GHzまでのチャンネルスロットにて、サブスライス幅6.25GHz単位で損失補正を行うことを可能とします。

　400Gbpsを超える超高速光伝送技術として注目される「スーパーチャンネル伝送」では、複数のスーパーチャンネル信号を、ひとつに束ねることで超高速を実現していますが、それぞれのスーパーチャンネル信号の損失を適切に制御しなければ、遠距離に信号を届けることができません。当社の開発した「チャンネル帯域内の損失補正技術」を用いることで、各スーパーチャンネル信号の損失を適切に補正し、より遠距離に信号を伝送することを可能とします。
　この技術は、当社の「波長ブロッカアレイ」製品（型式名：WPA-8）、「波長選択スイッチ」製品（型式名：WSS-100）上の機能として実装され、次世代のフレキシブル・グリッド型ROADMにおいて不可欠の技術であり400G/1T信号の伝送品質向上に貢献します。

　当社の開発した本技術は、3月11日から13日の間、アメリカ、サンフランシスコで開催されるOptical Fiber Communication Conference and Exposition （OFC 2014）において、santec株式会社の展示ブース（ブース番号#1907）で実演される予定です。

　なお、この成果の一部は総務省SCOPE（ICTグリーンイノベーション推進型研究開発）によるものです。

【関連製品情報】
Flex-grid対応波長選択スイッチ　WSS-100
　　http://www.santec.com/jp/products/components/subsystem-2/wss-100

【本件に関するお問合せ窓口】
santec株式会社
光部品ビジネスユニット
担当　上原
Tel. 0568-79-3536

santec株式会社について:
　santec株式会社は1979年創業の光部品・光測定器製造販売企業。東証JASDAQ市場上場です。従業員数135名（連結）。本社は愛知県小牧市で、販売子会社が米国（ニュージャージー州）、英国（オックスフォード）、中国（上海市）にあります。1984年に世界初の光ファイバ検査装置を世に送り出したほか、高速大容量通信を支える重要な光部品を開発。近年では、光の技術を応用し、非破壊断層画像を取得するOCT技術で注目を集めています。開発から製造・販売までを一貫して行う、光技術のパイオニア企業です。

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