2015年04月13日 14:00

埼玉県の児童養護施設で暮らす児童のステップアップを支援「コンパスナビ運転免許取得助成制度」 第2期目に向けてスタート

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運転免許紹介サービス事業などを展開する株式会社インター・アート・コミッティーズ(本社:埼玉県さいたま市 代表取締役社長:皆川充 以下、IAC)は、2014年度より、普通自動車運転免許(以下、運転免許)取得費用助成制度をCSRとして開始。2015年度は一般社団法人を設立し、4月より本格稼働。第2期目に向けての活動をスタートいたします。

運転免許紹介サービス事業※1などを展開する株式会社インター・アート・コミッティーズ(本社:埼玉県さいたま市 代表取締役社長:皆川充 以下、IAC)は、2014年度より、普通自動車運転免許(以下、運転免許)取得費用助成制度をCSRとして開始。2015年度は一般社団法人を設立し、4月より本格稼働。第2期目に向けての活動をスタートいたします。本制度は、埼玉県内の児童養護施設で生活する児童を対象に、運転免許取得費用の全額助成※2を行うもので、2014年度は、29名の児童が運転免許取得を目指し、合宿教習所を卒業しました。

児童養護施設に暮らす児童は、厳しい就職活動の中、就職を有利にするために運転免許を取得したくても、経済的負担から取得を断念するケースが多くあります。IACは、2002年より運転免許関連サービスを展開しており、その側面から児童養護施設で暮らす児童を支援できないかと考え、運転免許取得費用助成制度を行うことといたしました。
2014年度はIAC独自の活動として行いましたが、今後は更なるサポートができるよう、「一般社団法人 青少年自助自立支援機構」を設立し、2015年4月より稼働。今後は、賛同をいただける企業・団体を中心に協賛を募り、埼玉県を皮切りに全国へ運転免許取得助成制度を広げたいと考えています。
※1 IACは、全国約120校の合宿自動車教習所と提携し、大手コンビニエンスストアや百貨店に設置したカタログやインターネットサイトを通じて、18歳から22歳までの若い世代を中心に、年間約2万1千人の方に運転免許を取得して頂くサービスを展開中。
※2 埼玉県支給の措置費(資格取得等特別加算費:56,570円)を控除した金額。教習所卒業後、管轄免許センターで免許発行を受けるための諸費用など、一部対象外の費用がございます。

■背景
運転免許証は、社会生活を行っていく上で公的な証明書となります。運送業だけでなく営業職や地方勤務の際など、仕事上で運転免許が必要となる場面は多く、保持することで就職できる職業・職種の幅が広がります。将来的に中型免許や大型免許などを取得すれば、キャリアアップにもつながります。
運転免許取得は、就職や社会人としてスタートするにあたって、大事なステップのひとつですが、児童養護施設で生活する児童にとっては経済的負担が大きく、運転免許取得を断念する児童が多い現実がありました。
2014年度現在、埼玉県内では児童養護施設などに暮らす児童が約1,700名おり、その中で運転免許取得可能年齢に達する18歳が約100名います。これらの児童は、児童福祉法により18歳になると、入居施設からの退所、里親委託の解除を余儀なくされ、自立した大人と位置付けられます。運転免許取得にかかる経済的負担を軽減することで、児童の自立への一助となればと考えています。




■児童の声 
(2014年度 助成制度利用者)
● 児童養護施設 カルテット Tさん(写真:右)
今回の助成制度は、施設の職員さんから教えてもらいました。卒園するにあたって勧めていただき、運転免許を取ろうと思いました。こちらは全額を負担していただけるのでとても助かりました。
運転免許を取得しても、実は、すぐに運転したいとは考えていません。運転できることよりも、運転免許が身分証明になることの方が大きいです。施設(出身)の人は皆そうなのですが、私は保険証を持っていないので、例えば病院に行くときには児童相談所から出された「受診券」というものを持って行くのですが、それも18歳まで。身分証明になるという意味でも、運転免許の取得は大事だと思います。

●児童養護施設 若竹ホーム Mさん(写真:左)
1年くらい前から運転免許を取ろうと思っていたのですが、その頃は補助額が5万円と少し※3だと聞いて、しばらくはそのままにしていました。ところがその後で、施設の職員さんから「全額補助が出るかもしれないよ」と教えてもらい、今回の助成を受けることに決めました。最初、合宿教習と聞いて「知らない人と一緒の部屋だったらどうだろうか?」と思ったのですが、1人部屋だと知り、少しほっとしました。
この春から就職するのですが、そこでも運転免許は絶対必要だと言われていました。運転免許が取れたら、やっぱり車は欲しいです。友達とドライブに出かけられたら良いなと思っています。
※3 埼玉県支給の措置費「資格等特別加算費」(56,570円)を指す。



■2014年度 実施フロー
本制度は、IACが窓口となり、埼玉県児童福祉施設協議会やIACが提携している合宿教習所と協力して行いました。2014年10月より、対象となる児童の募集、教習所の選定、合宿教習の説明やスケジュール調整を実施。2015年1月末より順次、合宿教習を行いました。
助成対象者 : 下記の要件をすべて満たす児童
●2014年10月1日現在、埼玉県下の児童養護施設に入所している方。
●入所先の児童養護施設が推薦する方。
●自動車学校へ入校する時点で18歳に達しており、日本語の読み書きに支障がない等、運転免許の取得要件を満たす方。
●重篤な症状を伴う持病がない等、約2週間の長期滞在(合宿)生活に支障がない方。
●自動車学校や宿泊施設、公共交通機関が定める規則・約款を順守し、当該施設職員等の指導に従うことができる方。
助成金額 : 運転免許取得にかかる費用のうち、埼玉県支給の措置費(資格取得等特別加算費:56,570円)を控除した金額。
(教習所卒業後、管轄免許センターで免許発行を受けるための諸費用など、一部対象外の費用がございます。)

■一般社団法人を設立。資格取得から就職までサポート
2014年度の活動を活かし、今後は運転免許取得助成だけでなく、社会参加体験支援や就職支援などの活動も行いたいと考えています。幅広い活動を見据えて、一般社団法人「青少年自助自立支援機構」を設立。賛同いただける企業・団体を中心に協賛を募り、2015年4月より稼働いたしました。また、同一般社団法人が行う活動を「コンパスナビ(COMPASS navi)」と総称し、Webサイトも開設予定です。
【 一般社団法人 概要 】
名称 : 一般社団法人 青少年自助自立支援機構
設立年月日 : 2015年1月15日  
事業内容 : 資格取得支援(運転免許取得助成制度)、社会参加体験支援、就職支援
役員等 : 代表理事 皆川 充 (株式会社インター・アート・コミッティーズ代表取締役 社長)、理事 6名、アドバイザー 3名
URL : http://compass-navi.or.jp

【会社概要

社名 株式会社 インター・アート・コミッティーズ
設立 1992年5月1日
代表者 代表取締役社長 皆川充
所在地 埼玉県さいたま市浦和区仲町1-12-1 カタヤマビル1F・8F [TEL] 048-815-6110  [FAX] 048-815-6111
事業内容 カーライフサポート事業 空間演出サービス事業 ユースに向けた社会参加支援事業
URL http://www.interart.co.jp/

【本件に関するお問合せ先】
株式会社インター・アート・コミッティーズ 担当: 神吉(カンキ) TEL:048-815-6110
広報代行: 株式会社アネティ 担当: 岡崎・杉山     TEL:03-6421-7397

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  • 2015年04月13日 14:00
  • 福祉
  • 教育、資格、スキル

会社概要

商号
株式会社インター・アート・コミッティーズ(カブシキガイシャインター・アート・コミッティーズ)
代表者
皆川 充(ミナガワ ミツル)
所在地
〒330-0062
埼玉県さいたま市浦和区仲町1-12-1 カタヤマビル1F・8F
TEL
048-815-6110
業種
その他
上場先
未上場
従業員数
500名未満
会社HP
http://www.interart.co.jp/

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