2016年12月21日 18:00

国産ウェブブラウザ「Kinza 3.6.0」本日より公開～ Windows版にてMP4、MP3ファイルの再生機能を実装～

～海外市場に向けて検索エンジン「DuckDuckGo」を実装～https://www.kinza.jp

インターネットサービスやソフトウェアの開発・提供を行うDayz株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役：玉城朝）は、ウェブブラウザ「Kinza」（対応OS：Windows 7/8/8.1/10 , Mac OS X 10.11, 10.12）の最新版となる「Kinza 3.6.0」を、本日より公開致します。今回の公開において、既存ユーザーより最も要望を受けてきた『MP4、MP3ファイルの再生機能』をWindows版にて提供することが実現致しました。また、今後の海外展開を踏まえ、新たに英語圏に強いサーチエンジン「DuckDuckGo」を実装致しました。

＜今回のバージョンの新機能ならびに改善点＞
・Chromium のメジャーバージョンアップに対応（54.0.2840.71 → 55.0.2883.87）
・MP4、MP3ファイルの再生に対応
　※Windows版のみ対応、有料動画（DRMコンテンツ）の再生には未対応
・検索エンジンに「DuckDuckGo」を追加
・ブックマークバーの設定に以下を追加
　「新規タブページでも隠す」
　「ブックマークバー上ではアイコンのみ表示」
・ツリーモードに「親タブを閉じたときの動作」の設定を追加
・一部環境下でツリー構造の構築に失敗する不具合を修正
・ツリーモードを選択したままタブバーの位置を上に設定したときに起こる不具合を修正

上記の詳細につきましては、開発ブログ（https://www.kinza.jp/blog/）をご参照ください。

＜「MP4」「MP3」の再生機能について＞
Kinzaは、2014年5月の初版リリース以降、ユーザーからのフィードバックを受けて開発内容を定める「ユーザーファースト」の姿勢を維持することにより、日本国内のパワーユーザーを中心とした支持を得てきました。これまでのバージョン（3.5.1以前）では、主に動画共有サイトやソーシャルメディアにて配信されている動画や音声について再生できないケースがあり、これが普段使うブラウザとしての問題点となっていたことから、『MP4・MP3ファイルをブラウザ上で再生できる機能』の要望がユーザー数の増加に伴い大きくなっていました。

Kinzaがベースとしているオープンソースソフトウェア「Chromium」には本来再生するための機能が備わっていますが、当該機能に依存して実現した場合、外部に対してライセンス料を支払う必要性がありました。それを踏まえ技術的な対応方法を検討した結果、本バージョンではWindows OSが保有する機能を活用することで、他ウェブブラウザが提供するものと同様な再生機能を組み込むことに成功致しました。

その結果、多方面にて利用されているMP4・MP3ファイルで配信されている動画・音声の再生が可能となり、既存ユーザーは本バージョンへの無料アップデートを行うことでご利用頂けるようになりました。

＜検索エンジン「DuckDuckGo」の実装について＞
言語設定を「英語」にてインストールした際に、アドレスバー及びスタートページから利用できるデフォルトの検索エンジンとして「DuckDuckGo」を新規実装いたしました。これにより既存の利用者数が多い日本国内だけではなく、来年以降は、海外での利用者獲得を目指しKinzaの国際化をさらに推進して参ります。
「DuckDuckGo」は、利用者のプライバシー保護に注力したサーチエンジンです。サービスの詳細については、下記ウェブサイト（英語）をご参照ください。
https://duckduckgo.com/about