2017年08月09日 13:00

「誰も取り残さない」互いに受容できる社会をつくる 民間企業の事例を伝え 文京区の取り組みを支援 管理職職員向け「性自認および性的指向に関する対応」研修で講義

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LGBTに特化した人材紹介を行う、株式会社Nijiリクルーティングは、文京区から依頼を受け、約100名の職員を対象に2017年6月29日、30日、7月18日の3日間で開催された「性自認および性的指向に関する対応」の研修で講師を担当しました。

LGBTに特化した人材紹介を行う、株式会社Nijiリクルーティング(本社:東京都港区、代表取締役:齋藤敦)は、文京区から依頼を受け、約100名の職員を対象に2017年6月29日、30日、7月18日の3日間で開催された「性自認および性的指向に関する対応」の研修で講師を担当しました。
今回の研修は、管理職以上を対象に開催され、各課の責任者だけでなく、成澤廣修区長、瀧康弘副区長、南新平教育長も参加の上、開催されました。


自治体の取り組みも進み、企業とは異なる悩みも
当社は、LGBTに特化した人材紹介事業と並行して、企業を対象としたLGBTダイバーシティ推進の支援を行ってきました。「すべての人が仕事で活躍できる社会をつくる」ということを目指し、企業の担当者が具体的な事例を話し合う『LGBT-アライ シンポジウム』を1年前から3回にわたり開催していますが、前回のシンポジウムから自治体の参加も増えています。現在は、多様性を受け入れる指針を打ち出す自治体も増え、当社がLGBTダイバーシティ推進支援を開始した1年前と比較して、企業だけでなく、自治体の取り組みも進んでいます。シンポジウムに参加した自治体の担当者からは、「住民からは様々な意見が寄せられる」「窓口ごとに住民の相談を直接受けることがあり、職員1人1人の理解が必要」という声があります。
当社は文京区が目指す「様々な違いが特別なことではなく、普通のこととして互いに受容できる社会に」という取り組みに対して、当社が持つLGBT当事者の相談を受けてきた経験や、企業の事例などの情報が「LGBTを含む性的マイノリティへの理解が深まり、職員の方の対応の参考になれば」と思い研修を担当しました。企業では、多様性を受け入れる風土を作る流れが強くなっていますが、自治体では幅広い意見を受け入れながら、地域全体が多様性を受け入れるように推進をしていく必要があります。研修の事例だけではすべてに対応することはできませんが、参加者からは「まず知ることができた。1度だけでは理解できない内容もあるので、何度か開催してほしい」との感想がありました。

現在当社は1300名を超えるLGBT当事者からの就職に対する相談、300社以上の企業からの相談や外部相談窓口の業務委託などを通じて、個人や企業を支援しています。今後も事業活動を通じて具体的な事例を蓄積し、自治体を含め社会のダイバーシティ推進が進むことで、多くの人が仕事で活躍できる社会になるよう取り組んでいきます。
【「性自認および性的指向に関する対応研修」の主な内容】
・LGBT基礎知識の確認
・企業の対応事例
・企業におけるLGBTダイバーシティ推進(目的と取り組み)
・社会的要請(社会的関心、歴史的背景、法的な要請)
・LGBTとは(それぞれの性のかたち、人口に対する割合)
・様々な性の要素
・当事者の声(日常生活で困ること、就職活動についてなど)


【文京区 成澤廣修区長 コメント】
文京区は、平成29年3月に、文京区職員・教職員を対象とした「性自認及び性的指向に関する対応指針」を策定しました。基礎知識をはじめ、窓口での対応、子どもを取り巻く環境、職場内での対応など、この内容を周知理解し、実践していくために今回の研修を実施することとしました。
研修内容は、組織や役職によっても職員の意識や課題は異なるので、それぞれ視点を切り口に研修が必要だと思いました。株式会社Nijiリクルーティングは、就職支援事業や企業研修等を通した様々な会社との連携実績があり、経営的観点や職場の管理者としての取組みを踏まえた内容を期待して、管理職員を対象とした研修を依頼しました。SOGI対応とは、それぞれに必要な配慮は行うものの、何か特別な扱いをすることではない、など、受講した管理職は意識を新たにしたことと思います。
今回の研修から、基礎知識の説明から実例を踏まえた課題の検討などの幅広い知識とともに、男か女か、右利きか左利きかといった「2択の常識」から、視点をシフトする必要について考えさせられました。
現在、LGBTという言葉は広まっていますが、理解が進んでいるとは言いがたい状況です。2015年に国連が採択した「持続可能な開発目標(SDGs)」が目指している「誰も取り残さない」こと、様々な違いが特別なことではなく、普通のこととして互いに受容できる社会を目指して取組んでいきます。


【会社概要】
社名:株式会社Nijiリクルーティング
代表:代表取締役 齋藤敦
本社所在地:東京都港区東新橋2-4-1 サンマリーノ汐留6階
電話:03-6452-8822
ホームページ:http://niji-recruiting.com/
設立:2016年6月
資本金:1億円
社員数:8名
事業内容:採用支援・ダイバーシティ推進支援/有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-308011


【本件に対するお問い合わせ先】
Nijiリクルーティング 広報事務局
TEL:03-5411-0066  
FAX:03-3401-7788  
E-mail:pr@real-ize.com
担当: 柴山(携帯:070-1389-0172)


※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

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会社概要

商号
株式会社Nijiリクルーティング(カブシキガイシャニジリクルーティング)
代表者
齋藤 敦(サイトウ アツシ)
所在地
〒105-0021
東京都港区東新橋2-4-1 サンマリーノ汐留 6階
TEL
03-6452-8822
業種
人材関連
上場先
未上場
従業員数
10名未満
会社HP
https://niji-recruiting.com/

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