2020年04月24日 09:00

マッシュルーム由来 機能性素材「シャンピニオンエキス」の 免疫力増強について

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健康な生活を維持するためには、十分な睡眠と栄養をとることで、免疫力を維持することが重要です。しかし、睡眠や栄養が十分であっても、激しい運動やストレスなどで簡単に免疫力は低下してしまうと言われています。そこで、免疫力を高める効果的な方法が求められています。
このような現状を踏まえ、今回、サプリメント等の原料メーカーである株式会社リコム(東京都豊島区南池袋2-26-5都民興業池袋ビル7階:03・3988・3015)では、大学との共同研究として、マッシュルームから抽出した機能性素材「シャンピニオンエキス」摂取による免疫細胞活性についての研究成果を食料品分野の科学情報誌、『FOOD STYLE21』(食品化学新聞社:2020年5月1日発売号掲載)で発表します。

試験は、50歳~80歳の男女、10人の被験者が、「シャンピニオンエキス」を摂取し、体内に侵入してきたウィルスや細菌に対処する免疫細胞であるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)の活性を比較。
その結果、10人平均で摂取前26.56%から、摂取後40.92%へ推移。これは、単純におよそ1.54倍、NK細胞が活性、つまり、免疫力が増加したことをしめします。因みに増減の最低値は、42.20%→47.27%(1.12倍)、最大値は、30.13%→65.10%(2.16倍)の推移でいずれも増加しています。(※1)
これは、「シャンピニオンエキス」がNK細胞を減少させる原因(※2)の一つ、血中アンモニアを減少させる働きと関連が見られ、実際に「シャンピニオンエキス」を摂取した被験者すべての血中アンモニア濃度が減少し、被験者すべてのNK細胞活性が認められています。
つまり、「シャンピニオンエキス」の摂取により、免疫力が活性しているわけです。
この結果を受け、株式会社リコムでは、自社商品だけでなくOEMも含め、免疫力を強化したいユーザーをターゲットとした「シャンピニオンエキス」原料のサプリメントを開発し、日本国内だけでなく、海外進出も視野に展開させていく予定です。
※1詳細は、別紙、試験詳細参照 ※2詳細は、後述の参考3、試験の考え方参照
参考1)NK細胞の活性の変化図表+血中アンモニア変化図表
老人介護施設に入所している50~80歳までの高齢者の中から本試験に同意する10名を被験者とし、シャンピニオンエキス0.2g含有の嚥下困難者補助用のゼリーを1日朝晩2本、一か月摂取。摂取開始前と一か月後の2回、各々の被験者から血液12mlを採取し測定。

NK細胞活性は、被験者の血液を遠心分離により単核球細胞を集め、細胞濃度を調整し、細胞生存率を95%以上に確保。ついで、標的細胞として濃度を調整した白血細胞のK562細胞株を用い、4時間クロミウム法でNK細胞活性を測定した。100μlのPBMC(リン酸緩衝生理食塩水)とK562細胞を50:1の割合で96穴のマイクロブレートの中で混合し、5%C02含有空気中、37度4時間の保温の後、上清を集め、放射活性をガンマカウンターで測定した。すべての分析は、n=3で行い、活性値は平均値として計算した。細胞傷害性の割合は(測定値-自発活性値)/(最大値-自発活性値)X100の式を用いた計算した。

血中アンモニア濃度は、奥田-藤井の「血中アンモニア直接比色定量法」の改良変法(最新医学:21、622-627、1966)に基づき測定。

参考2)シャンピニオンエキスとは
マッシュルーム(学名:アガリカス・ビスポラス)から特許製法に基づいて抽出された食品機能性素材です。1987年に株式会社リコムはマッシュルームの抽出物に消臭効果があることを発見。シャンピニオンエキスを製造する技術開発しました。
研究成果として腸内腐敗産物の抑制、血中アンモニア濃度の低下、慢性腎不全進行抑制などの働きが明らかになっています。
消費者庁の規定する機能性素材(機能性表示食品原料)としては、腸内腐敗産物として知られているアンモニア、p-クレゾールを減少することが、RCT試験により確認されています。
現在、シャンピニオンエキスは、キャンディ、飲料、健康食品の原料として、広く利用されており、今後は、食品のみならず、代替医療分野における利用も期待されています。

参考3)本試験の考え方について
シャンピニオンエキスは、機能性表示食品取得のために消費者庁に提出し確認されたデータでもあきらかのように血中アンモニア濃度減少作用があります。一方、血中アンモニアは、細胞毒性およびリンパ球機能阻害作用を示すことも知られています。以上のことより、シャンピニオンエキスの摂取が、血中アンモニアの減少を介して、いわゆる免疫細胞であるNK細胞活性を増強する可能性があります。
高齢者にシャンピニオンエキスを摂取させ、その前後で、血中アンモニア濃度およびNK細胞の活性を検査して、上記仮定を明らかにすることが、本試験の考えです。
●お問合せ 株式会社リコム 担当:高岩
住所:〒171-0022 東京都豊島区南池袋2-26-5 都民興業池袋ビル7階
電話:03-3988-3015(FAX 03-3550-0656)

「快適」、「美容」、「健康」をキーワードに生活に役立つ製品開発。
また、エビデンス(科学的根拠)に基づく安全な食品素材を提供します。
商号:株式会社リコム
設立:昭和57年(1982年)9月
事業内容:機能性食品素材の研究開発 特定保健用食品の開発

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • 飲食、料理

会社概要

商号
株式会社リコム(カブシキガイシャリコム)
代表者
浜屋 忠生(ハマヤ タダオ)
所在地
〒171-0022
東京都豊島区南池袋2-26-5 都民興業池袋ビル7階
TEL
03-3988-3015
業種
製造・メーカー(食料・飲料)
上場先
未上場
会社HP
http://www.j-ricom.com/
IR情報
http://www.j-ricom.com/corporate/profile

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