2023年10月24日 10:00

女性が温泉旅行に求めるものは“これ”だった!~女性1000人超による温泉最新マーケティングリサーチ結果発表~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
温泉地ランキング企画を推進する温泉総選挙(企画運営事務局:一般社団法人日本エンパワーメントコンソーシアム、温泉総選挙総合プロデューサー/社会起業家 山下太郎 住所:東京都渋谷区)は、アラサー女性のためのWEBマガジン「4MEEE(フォーミー)」を運営する4MEEE株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役:尾久一也)と協力し、この度、プロジェクトの一環として、女性ユーザーを対象とした「温泉に関するアンケート調査」を行い、その調査報告を取りまとめましたのでご報告いたします。

アンケートに回答していただいた女性年代と内訳は次の通りです。
年代別:19歳以下(1.9%)/20~29歳(19.5%)/30~39歳(35.6%)/40~49歳(22.2%)/50~59歳(12.2%)/60~69歳(5.8%)/70~79歳(2.3%)/80歳以上(0.5%)

―約97%は「温泉好き!」 温泉は「女性全般」に価値を訴求できる観光コンテンツ

「温泉は好きですか?」という問いに対して、女性1,087名の回答は、好き(78.3%)/どちらかと言えば好き(18.9%)/どちらかと言えば嫌い(2.4%)/嫌い(0.3%)という結果となり、回答者のうち約97%は「温泉好き」であることが分かりました。

温泉は「女性全般」に十分に価値を訴求できるコンテンツであることが確認できました。


次に、どのような時に女性は「温泉旅行」に行きたくなるのか?調査結果から分析致しました。

―温泉旅の動機づけは、心身の疲れを“癒す”目的が大多数。一方で、温泉地で仕事をすることが目的のワーケーション重要は少ない

温泉旅行の動機づけとして圧倒的多数の回答を獲得したのは、「ストレス発散/リフレッシュしたい時(877票)」でした。続いて、「美味しい食事やおもてなしを求めて(545票)」と「体調の不調を改善したい(385票)」もそれぞれ2位、3位にランクインしており、この結果から、女性たちが日常生活から解放され転地することや、美味しい料理を食べて、温泉に入浴することなどにより、ストレス発散リフレッシュ、体調不良の改善など、心身の疲れを“癒したい”という欲求があることが伺えます。

一方で「ワーケーション」のニーズはわずか9票という結果に。本調査の結果からは、女性客×温泉×仕事の組み合わせは、プランとしての魅力が弱いと考えられます。


それでは、次に「癒しを求める温泉旅行」において、「宿ホテル」はどのような観点で選ぶのか?調査結果から分析しました。

―温泉女子旅で選ばれやすいのは「予算1~3万円」で「夕・朝2食付き」のプラン

 1泊2日の温泉旅行にかける予算として、「3万円以下」までの回答が85%を占める結果となりました。
「1万円以下(15.6%)」と「3万円以上(14.1%)」に大きく差がないことを勘案すると、予算のボリュームゾーンとしては1万円~3万円であることが分かります。

 また、重要視するポイントは、他の選択肢に比べて頭1つ抜けた票数を集めた「金額(772票)」「食事(741票)」が1位、2位、続いて「泉質や温浴施設の設備(471票)」「景色・周辺環境など温泉地への魅力(427票)」という結果に。女性が宿ホテルを選ぶポイントは、「金額」や「食事」はもちろん大切なのは理解できますが、意外にも「アクセスの良さ」や「館内のおしゃれ度」よりも「泉質」や「温泉地への魅力」のほうが優先順位は高いようです。

 更に、女性が好むプランは、「夕・朝2食付き(79.8%)」を好む回答が圧倒的多数となりました。
女性にとっては、近年拡がりをみせている“泊食分離”という観点からは逆行するように、宿の中で提供される食事の重要性が非常に高いことが判明しました。この結果は、普段の慌ただしい仕事や家事育児環境から離れて、旅行中は“上げ膳据え膳”で、ゆっくりと過ごしたいという気持ちの現れではないでしょうか。


次は女性が重要視している「食事」に関して調査結果を元に分析したいと思います。

―食事に求められるのは圧倒的に「食材の品質」。もはや“映え”は時代おくれ!?

 食事に最も求めることを質問したところ、ずば抜けて多くの支持を集めたのは、鮮度や土地ならではの地域性を感じられる「食材の品質(71.5%)」でした。「華やかさ・見栄え(6.2%)」や「ヘルシーさ(1.7%)」はそれぞれ全体(n=1,087人)の1割にも満たない結果となりました。
InstagramやX(旧Twitter)での「映え」を食事に求めるブームもありましたが、本調査のデータから見ると時代はすでに変化しているものと考えられます。「ヘルシーさ(1.7%)」の支持が低い結果は、温泉旅行は“自分へのご褒美”であり、その時くらいは余計な気を使わず思いっきりおいしい料理を楽しみたという気持ちの表れかもしれません。

 続いて、「宿ホテルのサービス/アメニティ」は何があると喜ばれるのか?調査結果を元に分析いたしました。

―サービスとして費用対効果が高いのは「無料サービス」

 客室露天風呂や貸切風呂が上位をマークするなか、特に注目すべきは、ヘアアイロンや美顔器、色浴衣など、女性向けの備品についてはあまり評価されておらず、逆に、ドリンク・お菓子のサービスや、スキンケア・ボディセットなどの無料サービスが女性の心を惹きつけていることが判明したことです。

 初期投資も少なく比較的容易に取り入れられ費用対効果も高い「無料サービスやプレゼントの拡充」こそ、付加価値を高められる大きな要素になり得るかもしれません。
最後に、利用者から宿ホテルへの感想ともいえる「口コミ」について、どのような時に書こうと思うのか?調査結果を元に分析いたしました。

―「良かったら口コミを書く(42.6%)」という回答が圧倒的に多いという結果に。特典による口コミ記載の訴求には一定の効果あり

 温泉宿ホテルを利用した後に口コミを書くかどうか質問したところ、「悪かったら書く(3.4%)」という回答は極少数であり、「良かったら書く(42.6%)」という回答のほうが圧倒的に多いという結果となりました。

なお、「特典があれば書く(26.7%)」という方も4人に1人程度の割合でいることから、口コミ投稿に対するお礼を用意しておくことは、口コミを増やす施策として一定の効果があることが伺えます。


【まとめ】
今回の女性1087人によるマーケティング調査結果として5つの事が判明しました。

POINT(1)女性の多くは、温泉が好き

POINT(2)女性は温泉旅行に行く動機として、日常生活から解放され転地することや美味しい料理を食べて、温泉に入浴することなどによって「心身への癒しを求めて」いることが明らかになりました。

POINT(3)予算については「1~3万円」がボリュームゾーンで、夕・朝2食付き」のプランが好まれるということが導き出されました。また、食事は、“映え”や“ヘルシー”さよりも、新鮮な旬の食材やその土地ならではの地域性を感じられる「食材の品質」にこだわった“ここでしか体験できない価値”が求められています。

POINT(4)温泉宿での嬉しいサービスについては、客室露天風呂や貸切風呂などのハード面だけでなく、ドリンク・お菓子のサービスやスキンケア・ボディセットなどの「無料サービス」などの“ソフト面”のサービスが女性にとって重要なポイントであることが分かりました。

POINT(5)温泉宿ホテルを利用した後に口コミを書くかどうかについては、「良かったら書く」という回答のほうが多いという結果でした。一方で、「悪かったら書く」は少数のことから、満足度が低いと感じてもスルーされてしまい結果リピーターならず、経営改善にも繋がらないとうことも考えられます。「特典があれば書く」という方も多いことから、ネガティブな口コミも書いてもらえるよう特典やキャンペーンなどを活用し、口コミを書いてもらえる施策が必要だと思われます。

本リサーチの詳細は、温泉総選挙ホームページ内において、後日掲載予定です。

 また、協力して本調査を行なった4MEEE様のホームページでは、同じデータを「女性旅行者」の目線で分析した記事を掲載しております。以下URLから、併せてご確認ください。
URL:https://4meee.com/articles/view/30026521

【アンケート概要】
総回答数:1,087票
調査手法:インターネット調査
調査エリア:全国
調査時期 :2023年9月11日(月) ~ 2023年9月24日(日)
調査・分析:4MEEE編集部×温泉総選挙事務局

アンケートに回答していただいた女性年代と内訳は次の通りです。
年代別:19歳以下(1.9%)/20~29歳(19.5%)/30~39歳(35.6%)/40~49歳(22.2%)/50~59歳(12.2%)/60~69歳(5.8%)/70~79歳(2.3%)/80歳以上(0.5%)

【温泉総選挙2023 概要】
主催:旅して日本プロジェクト
後援:環境省、内閣府、総務省、経済産業省、観光庁

■温泉総選挙について
温泉総選挙とは、2016年より、国民参加型の温泉地活性化プロジェクトです。

「温泉で元気に!温泉を元気に!」を合言葉に、エントリーしていただいた温泉地について、国民からの応援投票の結果によるランキングにして発表、各温泉地が取り組んでいる内容について、各省庁から賞を授与するなど、温泉地の活性化につながる企画や仕組みづくりを官民一体で実施しています。
サイトURL:https://kanko.onsen-ouen.jp/

■4MEEEについて
https://4meee.com/
ファッション・美容・恋愛・ライフスタイルなど、可愛くなるための情報が満載の女性向けメディア。すぐ使えるトレンド記事を配信しており、スマホからもWEB/アプリで手軽にいつでもチェックできます。

SNS公式アカウント
Facebook:https://www.facebook.com/4meeecom/
Instagram:https://www.instagram.com/4meee_com/
https://www.instagram.com/4meee_cosme/
Twitter:https://twitter.com/4meee_com

■株式会社インタースペース 会社概要
社名    株式会社インタースペース (https://www.interspace.ne.jp/
所在地   東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿NSビル8階
代表者   河端 伸一郎
設立    1999年11月8日
資本金   984,653,800円 
事業内容  インターネット広告事業、メディア運営事業

■4MEEE株式会社 会社概要
社名    4MEEE株式会社(https://4meee.jp/
所在地   東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿NSビル8階
代表者   尾久 一也
資本金   9,000万円
事業内容  メディアサービス

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • 趣味、旅行、レジャー、スポーツ

会社概要

一般社団法人 ジャパンデザイン
商号
一般社団法人 ジャパンデザイン(イッパンシャダンホウジンジャパンデザイン)
代表者
野口 大智(ノグチ ダイチ)
所在地
〒150-6018
東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー18階
TEL
03-5720-2255
業種
その他
上場先
未上場
会社HP
http://jpdesign.jp

運営会社 プライバシーポリシー情報削除ガイドラインサイトのご利用についてサイトマップお問い合わせ

© 2007-2024 GlobalIndex Co.,Ltd. All Rights Reserved.