2011年05月27日 18:00

香港のオークションサイト利用動向調査(2011年5月)~香港における淘宝の普及率が約40%増加~【リリース訂正】

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アジア圏を中心に、東京、沖縄、シンガポール、韓国、台湾、香港、タイの7拠点で展開し、戦略的なグローバルマーケティングを提供しているアウンコンサルティング株式会社は、このたび、世界43カ国・5つの地域を対象にインターネット視聴率データを提供しているコムスコア・ジャパン株式会社の正規販売代理店として中国における旅行関連サイトの動向に関する調査をまとめました。

■調査結果
2011 年5 月25 日付で発表致しました「香港のオークションサイト利用動向調査」のニュースリリースにおきまして、記載内容に誤りがございました。皆様方には大変ご迷惑おかけいたしました事を深くお詫び申し上げますと共に、下記の通り訂正させていただきます。



訂正前
昨年の6 月に日本最大のオークションサイトであるYahoo!オークション(ヤフー株式会社)が、中国のアリババ・グループが保有するオークションサイト淘宝(Taobao.com)との提携を発表しました。この提携によって、日本と中国のインターネットユーザーはより手軽に海外と商品の売買を行うことが可能となり、オンラインオークション業界に大きな衝撃が走りました。このように大きな変容を見せているアジアのオンラインC2C オークション業界ですが、アジア主要地域における同業界の普及率の推移を比較すると、2010 年3 月から2011 年3 月の期間においては多くの国でほぼ横ばいか、微減する結果となりました。普及率を増加させた地域は、中国と香港のみであり、香港は前年同月比で普及率が約20%増加しています。(図表1)

訂正後
アジアのオンラインC2C オークション業界において、アジア主要地域における同業界の普及率の推移を比較すると、2010 年3 月から2011 年3 月の期間においては多くの国でほぼ横ばいか、微減する結果となりました。普及率を増加させた地域は、中国と香港のみであり、香港は前年同月比で普及率が約20%増加しています。(図表1)

以下、訂正した全文となります。

アジアのオンラインC2C オークション業界において、アジア主要地域における同業界の普及率の推移を比較すると、2010 年3 月から2011 年3 月の期間においては多くの国でほぼ横ばいか、微減する結果となりました。普及率を増加させた地域は、中国と香港のみであり、香港は前年同月比で普及率が約20%増加しています。(図表1)
香港におけるオークションサイトの普及率が増加した要因はYahoo!オークションと淘宝が堅調にユーザー数を伸ばしていること考えられます。2010 年3 月から2011 年3 月までの各オークションサイトの普及率を比較すると、Yahoo!オークションの普及率が約25%増加、淘宝は約40%増加しています。(図表2)
淘宝の普及率の増加は同サイトのみを利用するユーザー数が増加しただけではなく、これまでYahoo!オークションを利用してきたユーザーにも浸透してきていることが考えられます。香港のYahoo!オークションユーザーに占める淘宝を利用したユーザーの割合を同期間で比較すると、2011 年2 月に約20%低下したものの、2010 年3 月から2010 年10 月の半年では、Yahoo!オークションに占める淘宝ユーザーの割合が約30%増加しており、着実にYahoo!オークションユーザーを獲得していることが推察されます。(図表3)
また、興味深い点としては、淘宝を運営するアリババ・グループの株式の約40%をYahoo!Inc.が保有し、アリババ・グループの株主に名を連ねている点です。実際中国においては、アリババ・グループがYahoo! Inc.から譲り受けたYahoo!中国を運営しており、香港におけるYahoo!オークションと淘宝の戦いは同じグループ間でのシェア争いとも言えます。
このようにYahoo! Inc.を中心にYahoo!香港とアリババ・グループがシェアを競い合っている香港のオンラインオークション業界ですが、現在Yahoo! Inc.とアリババ・グループの関係に暗雲が立ちこめています。2011年5月上旬にアリババ・グループが同社のオンライン決済サービスであるアリペイを、株主であるYahoo!Inc.に報告せずに分離させたため、Yahoo! Inc.の株価が大きく下落する事態が発生しました。今後、2 企業の関係が悪化し、アリババ・グループがYahoo! Inc.から独立するような事態になった場合、香港のオンラインオークション業界におけるシェア争いはさらに熾烈を極めると予想されます。
コムスコア社のメディアメトリックスでは、企業が保有するウェブサイトをグループ化してネット視聴率の測定や海外のインターネット動向を企業単位で調査することも可能となっており、今後とも変化が予想される香港のオークション業界を通じて、世界的なインターネット企業間の縮図としてみることも重要となります。
■調査主旨及び要綱
【調査主旨】
アジアのオークションサイト利用動向を調査
【調査要綱】
・ データソース:コムスコア社が提供するネット視聴率データ、メディアメトリックス(香港データ)
・ 調査方法:コムスコア社が保有する調査対象パネルのインターネット使用データを基とした統計予測
・ 調査期間:2011 年3 月度集計
<オークションサイトサービス定義>
本調査におけるオークションサイトとは、C2C の取引が主となっているサイトのみを対象とし、B2B のオークションサイトは含まれていません。また、PC のみを対象としており、携帯そのたタブレット等の非PC デバイスは含みません。

【会社概要】
 ■会社名 アウンコンサルティング株式会社
 ■代表者 代表取締役 信太 明
 ■設 立 1998年6月8日
 ■資本金 339,576千円
 ■所在地 東京都文京区後楽1-1-7 グラスシティ後楽
 ■TEL 03-5803-2727
 ■FAX 03-5803-2750
 ■URL http://www.auncon.co.jp/
 ■E-Mail sp@auncon.co.jp
 ■事業内容 アジア圏を中心としたグローバルマーケティング支援(多言語のウェブ制作・メディア運営・販促支援・翻訳)
【調査に関するお問い合わせ】
 ■会社名 アウンコンサルティング株式会社
 ■TEL 03-5803-2777
 ■FAX 03-5803-2750
 ■E-Mail research@auncon.co.jp

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • IT、通信、コンピュータ技術

会社概要

アウンコンサルティング株式会社
商号
アウンコンサルティング株式会社(アウンコンサルティングカブシキカイシャ)
代表者
信太 明(シダ アキラ)
所在地
〒112-0004
東京都文京区後楽1-1-7 グラスシティ後楽2F
TEL
03-5803-2739
業種
その他IT関連
上場先
マザーズ
従業員数
500名未満
会社HP
https://www.auncon.co.jp/
IR情報
https://www.auncon.co.jp/ir/2459.html
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