2012年03月26日 09:00

今、世界が注目する「世界でいちばん幸せな国」の秘密を解き明かす、辺境作家・高野秀行著『未来国家ブータン』、集英社より3月26日(月)発売!

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「わが国に未知の動物はいません。でも雪男はいますよ!」。そのひと言にのせられて高野氏は、ブータンへ飛んだ。表向きは生物資源の調査、でも実際は「ブータン雪男白書」を目論んで。GNPよりGNH(国民総幸量)、生物多様性、環境立国・・・。ワンチュク国王とベマ王妃の来日で俄然注目を集めたヒマラヤの謎の小国ブータンの(おそらく)世界でいちばん新しい旅行記!!!

集英社文芸単行本
『未来国家ブータン』
 
著者 高野秀行

定価 1575円 (税込) 
280ページ
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-771443-2&mode=1
http://renzaburo.jp/bhutan/

ブータンに関する本や雑誌に書かれているのは、ほとんどがぼんやりとした「美しい国」というイメージだが、実際のブータンは全然違うと著者の高野氏は言う。 「山の奥深くには『チュレイ』という悪霊じみた物の怪、『毒人間』と呼ばれる謎の一族、恐怖の『首切り人』が跋扈し、人々は神隠しや人形をつかった土俗的な祈祷、占術などを深く畏怖してくらしている。その一方で、英語を公用語とし、環境と文化の維持などを実施し、高度に人工的な国家を作っていた。まるでSFのような国だったのだ!!」。
 ワンチュク国王、GNPよりGNH(国民総幸福量)、生物多様性の聖地、環境立国、雪男……、あなたの知りたいブータンの秘密がすべて解き明かされる、入門書としても最適なエンターテインメント・ノンフィクション!

【目次】

第一章 ブータン雪男白書
 
政府の公式プロジェクトで雪男調査/雪男を捕まえた話/小人国への入口/桃源郷は偏在する/占い師が未来を決める/偽JICAの教え/高山病で死にそうになる/雪男に間違えられた老人/生物多様性の聖地 
第二章 謎の動物チュレイ

天国にいちばん近い村/謎の動物チュレイ/ブータンの富山県人/TK調査は辛いよ/仏教とチュレイ/ブータンに教えることなし 
第三章 ラムジャム淵の謎
遠野は生きている/ラムジャム淵の謎/ 梟は悪い知らせをよこす/ダライ・ラマの夢 
第四章 ブータン最奥秘境の罠
雪男のための保護区/幽霊を怖がってはいけない/雪男に連れ去られた公務員/幸福になる義務/神隠し/水戸黄門になった国王/祈祷を受ける/ブロクパ神話は現実である 
第五章 幸福大国に隠された秘密 
未来国家への道/「自由」に苦しまないブータン人/仏教フィーバー/願わくばこれを語りて平地民を戦慄せしめよ               


【著者プロフィール】
高野秀行(たかの・ひでゆき)
1966年東京都生まれ。
早稲田大学探検部時代に書いた『幻獣ムベンベを追え』でデビュー。
92~93年にはタイ国立チェンマイ大学日本語科で、08~09年には上智大学外国語学部で、それぞれ講師を務める。
著書に『巨流アマゾンを遡れ』『異国トーキョー漂流記』『ミャンマーの柳生一族』『アヘン王国潜入記』『アジア新聞屋台村』『腰痛探検家』『辺境中毒!』(以上集英社文庫)ほか、『西南シルクロードは密林に消える』(講談社文庫)『世にも奇妙なマラソン大会』(本の雑誌社)、『イスラム飲酒紀行』(扶桑社)など多数。『ワセダ三畳青春記』(集英社文庫)で第一回酒飲み書店員大賞受賞。

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  • エンターテイメント、文化、芸能

会社概要

商号
株式会社 集英社(カブシキガイシャ シュウエイシャ)
業種
新聞・放送・出版・広告・印刷
上場先
未上場
従業員数
5000名未満
会社HP
http://www.shueisha.co.jp/

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