ストレージとサーバー関連情報ポータル「ストレージ・アンド・サーバー・タイムス」に新着記情報「新製品フラッシュストレージ「IBM FlashSystem」投入するIBMの狙い」を公開

■新製品フラッシュストレージ「IBM FlashSystem」投入するIBMの狙い
http://www.storageandserver.com/archives/2850


日本IBMは、オールフラッシュストレージの新製品「IBM FlashSystem」を4月12日より販売を開始した。IBM FlashSystemは記憶域がすべてフラッシュメモリで構成されており、特許取得済みの独自の技術によって、高速かつ高効率なストレージ環境の構築を可能にする。

テクノロジーはムーアの法則のごとく、飛躍的な進化を遂げてきた。日本アイ・ビー・エム株式会社 システム製品事業　ストレージ事業部　事業部長 波多野 敦氏は、「1980年から2010年にかけて、CPUは年率60％で性能が向上してきた。POWERを例に出すと、ここ10年で120倍を実現している。しかし、その一方でストレージは年率5％の性能向上に留まり、CPUの進化にはとても追従できず、その差は広がる一方だ。いまやITは社会インフラであるが、ストレージがその足かせになっている」という。

IBM FlashSystemのパフォーマンスについて、波多野氏は、「2,200万IOPSという膨大な性能をわずか１ラックで、1ペタバイトをわずか１ラックという圧倒的なパフォーマンスと集積率を実現した」と強調。従来なら、これだけの性能を達成するためには野球場１つ分の巨大なデータセンターを作らなければならないが、同じ性能を１ラックで達成したという。

本記事では、IBM FlashSystem、そして同製品を発表したIBMの狙いについて記者発表会の内容をもとに細かく報告する。
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