2016年07月26日 09:00

ゴジラの音楽を書いた作曲家 伊福部昭 合唱個展開催。指揮は愛弟子 和田薫(2016年9月2日、渋谷にて)!

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スリーシェルズ代表の西耕一は、室内合唱団 日唱の定期演奏会をプロデュースする。内外で国際的な評価を受ける師弟の作曲家 伊福部昭と和田薫のコラボレーションとして「伊福部昭個展」を行う。 コンサートは第一部をピアノ伴奏による演奏会用作品。第二部をエレクトーンによるアレンジも加えつつ、ダイナミックなサウンドを味わう映画音楽から選曲してお届けする。和田による伊福部へ捧ぐ新作も初演される。

和田薫指揮による「伊福部昭 合唱個展」が2016年9月2日(金)に渋谷で行われる。
室内合唱団 日唱の第12回定期演奏会をスリーシェルズの西耕一がプロデュースした企画である。
内外で高い評価を受ける師弟の作曲家 伊福部昭と和田薫のコラボレーションをもって、日唱の新たな試み「作曲家の個展」シリーズの幕開けとなる。

コンサートは二部仕立てとなる。
第一部はピアノ伴奏による演奏会用作品。
ある種ミニマムな宇宙に磨きぬかれ、透徹した音を響かせるピアノは大地への祈りと叫びをどう彫琢するか。

第二部はエレクトーンによるアレンジも加えつつ、映画音楽から選曲してダイナミックなサウンドを味わえるよう構成している。
こちらは伊福部宇宙を思わせるド迫力の音響から、ブレずに確かなる意思をもって書いた数々の映画音楽まで鑑賞できる。

ある種、第1部と第2部をつなぐのが「全開発の歌」という団体歌。2016年に日唱メンバーの根岸一郎と伊福部研究者の河内春香によって舞台初演された同作のピアノパートは第3番が全編クラスターで伴奏される。まさに開いた口が塞がらないないほどの音響エネルギーである!

和田薫による師・伊福部昭へ捧ぐ新作も委嘱初演される。
これまで、和田はオペラやミュージカルなどの声楽作品は時折書いていたが、純粋な無伴奏合唱曲は非常に珍しく、大きな期待がかかる。(企画 西耕一)

没後10年……巨匠が「合唱」に託したものは何だったのか?

 演奏会用純音楽と映画音楽の両面から伊福部昭の合唱作品の全貌に迫る画期的コンサート!
 壮大な合唱頌詩「オホーツクの海」、郷土愛迸る「北海道讃歌」、そして熱狂の「キングコング対ゴジラ」、反戦のレクイエム「ひろしま」まで、伊福部合唱音楽の計り知れない魅力を、国際的作曲家また映像音楽のカリスマとして師の衣鉢を継ぐ鬼才・和田薫の指揮が明らかにする!
 十年祭を祝い、師・伊福部に捧げる和田の委嘱新作「谷神不死」初演にも熱い期待が寄せられている!(根岸一郎)

2016年9月2日(金)19時開演、18時30分開場
室内合唱団 日唱 第12回定期 伊福部昭個展
渋谷区文化総合センター大和田6階 伝承ホール

伊福部昭 作曲
合唱頌詩「オホーツクの海」(1958・伊福部昭ピアノリダクション版)
シレトコ半島の漁夫の歌(1960・堀井友徳ピアノリダクション版)
北海道讃歌(1961・伊福部昭ピアノリダクション版)
全開発の歌
以上、ピアノ伴奏 藤井真理
映画で使われた合唱曲セレクション
(「ゴジラ」「ひろしま」「忠臣蔵」「キングコング対ゴジラ」「わんぱく王子の大蛇退治」等から、予定)
エレクトーン、編曲 竹蓋彩花
和田薫 指揮・作曲
谷神不死(委嘱初演) 伊福部昭十年祭へ寄せる無伴奏合唱曲

料金/一般 ¥3500
ペア¥6000
65歳以上 ¥3000
学割有 ¥1000

問・事務局チケット販売/日本合唱協会070-5584-5476
Website http://www.nissho-chorus.com/

チケット:イープラス http://eplus.jp/

室内合唱団 日唱

【Sop.】
片山沙緒里
鏑木 綾
上出 朝子
高麗 文江
品川 更紗

【Alt.】
佐藤 智子
宍倉 淑子
菅沼安佐代
柳田 文子
湯田佳寿美

【Ten.】
荻島 寛樹
草原 哲広
坂口 義行
根岸 一郎


【Bas.】
阿部 大輔
石井 義典
植田 真史
富塚 研二


(今回の演奏予定メンバー)


プロフィール

伊福部 昭(作曲)


1914年5月31日、釧路町幣舞にて誕生、音更にて育つ。アイヌとともに育った幼少時が音楽的原体験となる。伊福部家の家学は『老子』、幼い頃から父に教え込まれる。北海道帝国大学農学部林学科に進みつつ音楽を独学、ヴァイオリンを弾く。二人の兄や、早坂文雄、三浦淳史らと、ストラヴィンスキー、ラヴェル、サティなどに触れ、熱き音楽的青春を過ごす。21歳の時「日本狂詩曲」がチェレブニン賞を受賞するが、大学卒業後は林務官として北海道に留まる。戦後、1946年に作曲家として生きる決意を胸に32歳で上京。東京芸大講師として芥川也寸志、村松禎三、黛敏郎等を育てる傍ら、多くの映画音楽を生み出した。1954年40歳、映画『ゴジラ』の音楽を担当、日本の映画音楽において奇跡的出会いであった。同年、初の交響曲「シンフォニア・タプカーラ」を発表。多くの作品、弟子、映画音楽を残して、2006年2月8日に91歳でこの世を去った。



和田 薫(作曲・編曲・指揮・ プロデュース)

映画・TV・舞台等の音楽から現代音楽まで、幅広いフィールドで活躍。東京音楽大学で作曲を伊福部昭に師事。日本交響楽振興財団作曲賞やニューヨーク国際現代音楽作曲家コンクール等に入選。オーケストラを中心とした作品を日本・欧米で発表するとともに、アニメ「金田一少年の事件簿」、「犬夜叉」などアニメの音楽も多数担当。1995年には松竹映画「忠臣蔵外伝四谷怪談」で、日本アカデミー賞音楽賞を受賞。NHK「名曲アルバム」、「題名のない音楽会」、「KINGDOM HEARTS」、「モンスター・ハンター4」等のオーケストラ編曲も数多く手掛け、国内外の演奏活動は熱烈な支持を集めている。伊福部作品の校訂、編曲、指揮等、伊福部音楽の普及と継承に努めている。 www.kaoru-wada.com


一般社団法人 日本合唱協会

2014年 一般社団法人日本合唱協会(通称 室内合唱団日唱)を設立。室内合唱団日唱は、1963年に設立され1966年から25年間山田一雄のもとで音楽的基盤を作り上げ
た日本合唱協会の意思を継承し、その演奏は透明なハーモニー、緻密なアンサンブル、美しい音色、豊かな音楽性を有し、他の追随を許さない評価を得ている。
年間5回の定期演奏会、日唱コーラスサロン、特別演奏会、地方公演の他TVラジオ出演、CM、CD録音、また全国の小中高校および施設での音楽鑑賞教室への出演等、音楽普及に努めている。

藤井 麻理(ピアノ)


神奈川県鎌倉市生まれ。東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業。同大学大学院修士課程修了。
奨学金を得て、ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽院サマーアカデミー修了。
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団と室内楽を共演するなど、共演者としても活躍中。
第46回 鎌倉市小・中・高学生音楽コンクール 総合第1位、鎌倉市長賞、野村光一賞受賞。
第17回 かながわ音楽コンクール 神奈川県教育委員会教育長賞受賞。
第27回 ピティナピアノコンペティション コンチェルト部門 全国決勝大会 奨励賞受賞。
第1回 Miyoshi Netピアノコンクール 第1位、カワイ賞受賞。
他、受賞歴多数。
現在、東京音楽大学、同大学院、昭和音楽大学、非常勤講師。


竹蓋彩花(エレクトーン、編曲)

千葉県船橋市出身。
国立音楽大学附属高等学校、同大学演奏学科(電子オルガン専攻)を首席で卒業。同時に作曲コース、作曲応用コース修了。
在学中、(財)明治安田クオリティオブライフ文化財団より奨学金授与。卒業時に武岡賞受賞。卒業演奏会、第25回電子オルガン新人演奏会に出演。
2009年ジュニアエレクトーンフェスティバル全日本大会、高校生部門において金賞受賞。同年、ヤマハエレクトーンコンクール第5位。
第5回電子オルガンの為の作品公募、「凛光」にて佳作。第2回学生のための電子オルガンによる作品コンテスト、「躍彩」にて優秀賞受賞。ヤマハミュージックメディアより「凛光」「躍彩」の楽譜が出版される。
2013年、自作曲「Fanfare2013~ 躍進~」が東京芸術劇場において国立音楽大学により初演される。
2015年、エレクトーン演奏グレード2級取得。
高等学校在学中より楽譜作成ソフト「Sibelius」 を使い始める。また、大学在学中に音楽制作ソフト「Logic Pro」を使用し楽曲制作に取り組む。
現在、演奏(電子オルガン・ピア ノ・オルガン)を中心に編曲・作曲活動も行う。またSibeliusを使用した教材制作にも携わる。
これまでに電子オルガンを平部やよい、岩崎孝昭、足立淳の各氏に、作曲を北爪道夫、斉木由美、栗山和樹の各氏に師事。


西耕一 (企画プロデュース)

日本の現代音楽評論と企画を専門とする。2004年より、日本作曲家専門レーベル・スリーシェルズにて、伊福部昭や3人の会(黛敏郎、團伊玖磨、芥川也寸志)を中心に演奏・CD化を行う。これまでにNHK 、東京藝術大学、日本作曲家協議会、日本現代音楽協会等、放送局や研究機関の依頼による企画協力や、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京バレエ団、新国立劇場等のプログラム冊子執筆で評価される。執筆雑誌は『音楽現代』、『音楽の友』、『邦楽ジャーナル』、『バンドジャーナル』、『New Composer』等。

近年の主な仕事として、セントラル愛知交響楽団による日本の管弦楽曲100周年企画選曲や東京フィルハーモニー交響楽団黛敏郎個展における論文のほか、『松村禎三 作曲家の言葉』(春秋社)や『黛敏郎の世界』(ヤマト文庫)の企画・編集、CD『松村禎三作品集』(Naxos Japan)解説などがある。
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会社概要

株式会社スリーシェルズ
商号
株式会社スリーシェルズ(カブシキガイシャスリーシェルズ)
代表者
西 耕一(ニシ コウイチ)
所在地
〒110-0015
東京都台東区東上野1-14-5 ユーエムビル8階
TEL
070-5464-5060
業種
エンターテイメント
上場先
未上場
従業員数
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