2019年01月31日 17:30

フロスト&サリバン「2019年:10のトップトレンド」を発表 ― テクノロジーの偏在によるパラダイムシフトが本格化、政府・規制機関・消費者の対応が注目される年に

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独自のリサーチに基づいて企業のビジネスを成長に導くグローバルな知見を提供するフロスト&サリバンは、2019年のトップトレンド予測を1月31日に発表しました。

フロスト&サリバンは、2019年のビジネスや社会に関する世界の動向をまとめた「2019年:10のトップトレンド」を発表しました。2019年は、テクノロジーの偏在がもたらすパラダイムシフトや虚偽情報の拡散、プライバシーの侵害に対して、政府及び規制機関や消費者がどのように対応していくかが世界的に注目される年となる見通しです。

IoTデバイスの普及は2019年も拡大を続けることが予測され、2019年は既存のビジネス構造の破壊や変革がますます進む年になる見通しです。2019年にアプリのダウンロード回数は2,300億回近くに上ることが予想され、ブロックチェーンを活用した進化型のモバイルベースのマーケットプレイスが、ヘルスケアや配車サービスといったサービス市場を中心に拡大して行くことが予測されます。また、2019年以降には保険業界のデジタル化が始まり、スマートシティや自動運転、コワーキングスペースや在宅勤務といった領域や、利用回数に基づく自動車保険といった新たな保険モデルの誕生が予測されます。くわえて、2019年はB2B企業でデータ収益化が始まる契機の年となり、自動車メーカーやヘルスケア、航空宇宙といった業種でデータドリブン型のビジネスが急速に進むことが予測されます。

さらに、2019年はあらゆるモノの自動化が進む年となり、特に自動車、産業用ロボット、航空宇宙、消費者家電の領域で自動運転技術の活用が急速に拡大する見通しです。自動運転車の配車サービスや空飛ぶタクシーサービスの実用化に向けた進化もさらに期待されます。また、自宅であらゆる雑用や家事を実行する拡張機能を備えたスマートホーム2.0デバイスの普及も、2019年に拡大が予測されます。 「これらの進展に伴い、自動化技術の実装や安全検査に関する規制の整備が急速に求められるでしょう」と、フロスト&サリバンのコンサルタント、ローレン・テイラーはコメントします。

この様なテクノロジーの進化に伴い、2019年に最新技術を搭載した次世代の新商品やサービスの誕生が期待されます。サムスン、ファーウェイ、モトローラ等が開発を進める、軽量で壊れにくい折りたたみ式スマホ「フォルダブルフォン」や、5G搭載スマホの販売開始が2019年に見込まれています。さらに、2019年はエッジコンピューティングがクラウドに取って代わり始めることも予測され、防衛やヘルスケアをはじめ様々な業種での活用が期待されます。

これらのテクノロジーの躍進に伴い、2019年はテクノロジー企業の巨額IPO(新規株式公開)が相次ぐ可能性があります。時価総額1,000億米ドル規模の米ウーバーテクノロジーズ、中国の金融サービス会社アント・フィナンシャルサービスグループやライドシェアサービスの滴滴出行といった企業が注目されます。「これらの巨額な時価総額のテクノロジー企業の多くがシェアリングサービスから派生しているのは、注目すべき点です」と、テイラーは話します。

さらに、2019年には宇宙旅行がより現実に近づくことも予想されます。米ボーイングとスペースXは、米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士を乗せた商業宇宙船の打ち上げを2019年に予定しており、民間による宇宙飛行の実施は、政府の寡占状態からより競争力がある市場への移行を示しています。今後民間企業の参入が進めば、NASAのような宇宙機関が研究への資金拠出を目的に商用の宇宙旅行を将来実施する可能性も挙げられます。

その一方で、2018年に世界各地で報告された環境汚染や気候変動の影響による野生動物や生態系の破壊、干ばつや山火事、洪水や津波といった自然災害が、2019年のビジネスに影響を及ぼす懸念があります。これによって、土地の価格が高騰し、不動産業に影響をもたらす懸念も存在します。


■フロスト&サリバンが予測する「2019年10のトップトレンド」
1. テクノロジー企業の相次ぐ巨額IPO
2. 宇宙旅行がより現実に近づく時代に
3. 保険業界のデジタル化の幕開け
4. B2B企業のデータ収益化が主流に
5. 地球の危機的状況がビジネスに影響を及ぼす懸念も
6. マーケットプレイスが急激に拡大
7. 折りたたみ式次世代スマホの誕生
8. 5Gスマホの誕生
9. あらゆるモノが自動化へ
10. エッジコンピューティングの台頭

▽ICT市場の2019年の動向をご紹介するイベント開催のお知らせ
「2019年ICT市場の展望:IoTを超えた未来展望とビジネス機会」

【開催日】 2019年2月14日(木)
【開催時間】(14:00~16:15) ブリーフィング ※13時30分開場
【会場】 東京アメリカンクラブ (住所:〒106-0041 東京都港区麻布台2丁目1-2)
【参加費】 無料
【定員】 100名(※定員に達し次第、お申し込みを締め切りますので予めご了承下さい)
【お申し込み】 事前登録制。お申込は参加登録フォームにご入力の上、送信下さい。
https://www.frostjapan-trust.com/190214_event/
▽イベント詳細はこちら:https://www.frostjapan.com/event/20190214/ 

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フロスト&サリバンについて:
フロスト&サリバンは、独自のリサーチに基づいて企業のビジネスを成長に導くグローバルな知見を提供し、ビジネスの新たな成長機会の創出からイノベーションの実現までを支援する、リサーチとコンサルティング機能の両方を兼ね備えた企業のナレッジパートナーです。世界40拠点以上のグローバルネットワークを軸に、世界80カ国ならびに300に及ぶ主要な全てのマーケットを網羅することで、メガトレンドや海外新興市場の台頭、テクノロジーの進化などのグローバルな変化に対応し、企業がグローバルなステージでビジネスを成功させるための360度の視点に基づいた知見を提供しています。 http://www.frostjapan.com

本件に関するお問い合わせ先:
フロスト&サリバン ジャパン株式会社
広報担当:辻 安奈
〒107-6123 東京都港区赤坂5-2-20 赤坂パークビル23階
電話:03-4550-2215/FAX:03-4550-2205/E-mail: anna.tsuji@frost.com
URL: http://www.frostjapan.com

▽フロスト&サリバン プレスリリース一覧:
http://www.frostjapan.com/pressrelease/

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会社概要

商号
フロスト&サリバン ジャパン株式会社(フロストアンドサリバンジャパンカブシキガイシャ)
代表者
ロビン・ジョフィ(ロビン・ジョフィ)
所在地
〒107-6123
東京都港区赤坂5-2-20 赤坂パークビル23階
TEL
03-4550-2210
業種
コンサルティング・シンクタンク
上場先
未上場
従業員数
50名未満
会社HP
http://www.frostjapan.com

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