2021年10月11日 15:30

オープンテキスト、「消費者のエシカル・サプライチェーンに関する意識調査」の結果を発表

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88%の消費者が倫理的な調達戦略を明らかにしている企業からの製品購入を優先
企業のサプライチェーンにおける倫理的取引の仕組みづくりを迫る結果に



OpenText(NASDAQ:OTEX、TSX:OTEX、日本法人:東京都千代田区、代表取締役社長:反町浩一郎、以下オープンテキスト)は本日、「消費者のエシカル・サプライチェーンに関する意識調査」の結果を発表しました。本調査は、エシカル(倫理的)な調達やサプライチェーンの透明性を含む、環境的持続可能性や社会的責任に基づいた企業の取り組みが、消費者の購買行動にどのような影響を与えているかについて調査することを目的に、オープンテキストが日本を含め、カナダ、アメリカ合衆国、欧州5カ国(イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア)などをはじめとする12カ国で、合計27,000人を対象に実施されたものです。

本調査を通じて、日本の消費者は、各国と比較して、個人の購買面では環境・人権などに配慮したエシカル調達への意識が低い一方、新型コロナウイルス感染症が収束した際には、エシカル調達を実践している企業の製品を優先して購入する将来への意識が高いということが明らかになりました。また、企業の取引に対して、日本の消費者は倫理的な行動規範の保証責任を求める声が高く、企業のサプライチェーンにおける、人権や合法取引、環境に配慮した倫理的で持続可能な仕組みづくりが求められていることが浮き彫りになりました。

製品の調達に関わる倫理性を意識する消費者
「倫理的に調達・生産された製品を購入することは重要であるか」という問いに対して、調査対象国全体の81%が「重要である」と回答しており、日本では75%の消費者が同回答をしています。これはアメリカ(73%)、イギリス(72%)、ドイツ(74%)の消費者よりも高い割合となっています(図1)。
また、現時点で78%の人が倫理的調達を表明している企業の製品を購入すると答えていますが、コロナウイルス収束後に向けた購入意欲では全体で88%と、現時点での購買意欲よりも約10%高いデータとなっています(図2)。
また、倫理的に調達された製品に関する重要性や購買意欲を裏付けるように、日本の消費者の約7割は、倫理的に調達・生産されたものであることが確認できる製品に対して、「多少の不便(配送の遅延など)が生じても購入する」と回答しています。調査対象国全体では84%が同回答をしており、世界全体で倫理的なサプライチェーンの重要性が高まっていることが明らかになりました。

企業に求められる倫理的取引の仕組みづくりや見直し
「頻繁に購入するブランドが非倫理的なサプライヤーと取引していると非難された場合、そのブランドの製品を購入しない」と回答した日本の消費者は約66%に上り、調査対象国全体の53%より13%高く、調査対象の12カ国の中でインド(71%)に次いで高い結果となりました。また、原材料の調達経路や取引先の調達方法の倫理性が確認できない企業について、「倫理的な取引のために仕組みを見直す必要があるか」という問いに対し、調査対象国全体の約65%が「必要である」と回答しており、日本の消費者約56%も同様の回答をしています。いずれの調査対象国でも半数以上がこの必要性を唱えており、倫理性を意識したサプライヤーとの取引や調達経路の確認は企業にとって喫緊の課題となりうると推察できます(図3)。
さらに、上記の回答を補足するように、日本の消費者の約59%および調査対象国全体の71%が「企業には、自社の取引先が倫理的な行動規範の遵守を保証する責任がある」と回答しています。また、「責任ある調達に関して、政府が企業にさらなる責任を課す必要があるか」という問いに対しては、日本の回答者の約56%が同意しており、調査対象国全体では約69%に上り、消費者全体の傾向として企業やその取引先の調達について倫理性の保証を期待していることが示唆されています。具体的には、オンラインストアにおいて「製品が倫理的に調達されているかどうかを表示するべきだ」と考える消費者の割合は、日本(約80%)はアメリカ(77%)より高く、調査対象国全体でも約85%となっており、倫理的調達に関する透明性が求められていることが浮き彫りになりました。

オープンテキスト株式会社 代表取締役社長である反町浩一郎は、次のように述べています。「新型コロナウイルス感染症の拡大以降、消費者の購買意識は変容し、倫理的に調達された製品への購買意欲が高まっています。それに伴い、企業やそのサプライヤーの事業活動に関する透明性も求められています。透明性を強化し、倫理的なサプライチェーンを構築するには、サプライチェーンにおける川上から川下にわたる全体の情報把握やトラッキングが必要です。オープンテキストが提供する、統一されたクラウド型のプラットフォームを導入することで、企業はサプライチェーンに関わるあらゆるデータや取引の流れをデジタル化し、継続的かつ網羅性のあるサプライチェーンの透明性を確保することができます。オープンテキストは、企業のサプライチェーン高度化を実現すべく、お客様の課題を明確にし、エシカル・サプライチェーンを含めたサプライチェーン全体の支援を今後も継続していく所存です。」

<「消費者のエシカル・サプライチェーンに関する意識調査」に関して>
調査対象国:12カ国(日本、カナダ、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、ブラジル、インド、シンガポール、オーストラリア)
調査対象人数:合計27,000人
調査期間:2021年4月
調査方法:オンライン

■オープンテキスト株式会社およびBusiness Network事業について
オープンテキストは、ビジネスに不可欠な情報やプロセスを効率的に処理・自動化し、情報のハブとして活用できるソフトウェア&クラウドサービスを提供する企業です。ビジネスコンテンツ&プロセス管理をはじめ、B2B/EDIデータ連携サービスやFAXソリューション、Web&デジタルメディア管理、フォレンジック・セキュリティやAIを用いた各種の分析・可視化など、多種多様な業界・業種のお客様へ最適なソリューションを提供しています。

B2B/EDIデータ連携サービスを核とした、当社のBusiness Network事業では、「グローバルビジネス」と「プロフェッショナリズム」というミッションステートメントを掲げ、日本のお客様に貢献していきます。

◆OpenText Business Network Mission Statement
グローバルビジネス
“我々は、世界最大の企業間連携プラットフォームと長年のB2Bナレッジを活用し、日本企業がグローバルビジネスで持続的に成長していくために、サプライチェーンの課題に取り組み、デジタルの力で安定・安心・先進のサービスを提供し続けます。”
プロフェッショナリズム
“我々は、常にお客様に寄り添い、社員一人一人がプロフェッショナルとして妥協せず、互いを尊重し、変化や挑戦に向き合い、継続的成長と創造価値の向上を図ります。”
詳細はこちら>>https://blogs.opentext.jp/bn-mission-statement/

オープンテキスト株式会社ウェブサイト https://www.opentext.jp

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • IT、通信、コンピュータ技術

会社概要

商号
オープンテキスト株式会社(オープンテキストカブシキガイシャ)
代表者
反町 浩一郎(ソリマチ コウイチロウ)
所在地
〒100-0005
東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館18階
TEL
03-4560-7705
業種
ソフトウエア
上場先
その他
従業員数
500名未満
会社HP
https://www.opentext.jp/

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