2011年11月04日 12:00

CSR、一般車載市場向けに優れたナビゲーションとインフォテイメントシステムの機能を提供するSiRFprimaIITMプラットフォームを発表

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世界の衛星システムをサポートする先進プラットフォーム、高性能なコネクティビティ、リッチなビジュアリゼーションを提供

CSR plcは、本日車載インフォテイメント用プラットフォーム、「SiRFprimaII」を発表本プラットフォームは、位置認識機能搭載の接続型車載インフォテイメント(IVI)システムの次世代基準を定義する包括的なソリューション。SiRFprimaIIプラットフォームは、IVIメーカーが製品開発、製造、BOMに関するコストを削減し、優れたナビゲーション・インフォテイメントシステムの機能を迅速に一般車載市場に対して提供できるよう支援する。

SiRFprimaIIプラットフォームには、SiRFprimaII SoCとTriG RFマルチGNSS(全世界衛星航法システム)受信機が含まれ、双方同時に適用されることにより、全世界すべての衛星航法システムをサポートすることが可能。CSRでは、システムプラットフォーム戦略の一環として、ナビゲーションに加えて、ファミリー向けの先進的な室内インフォテイメントの利用体験を、車内に導入するために必要なすべてのインフラを事前統合型・検証済みハードウェアおよびソフトウェアによって構成される包括的なソリューションにて提供。CSR SiRFprimaII SoCとTriG RF無線部を、CSR8311TM Bluetooth(R)およびCSR6031TM Wi-Fi(R)ソリューション、CSR SynergyTMインテグレーションソフトウェアと組み合わせた、この総合的なプラットフォームソリューションは、強力なタッチスクリーン型のシステムを構成するための中核となり、自動車の運転手に信頼性の高いナビゲーションを提供すると共に、同乗者がDVDやストリーミングビデオによるエンターテイメントを楽しみ、スピーカーとワイヤレスヘッドセットでHi-Fiステレオ音声を満喫し、すべてをリモコンで操作し、更にWi-Fiを通じてノートPCに接続できるなど、様々な要求に対応する。

さらに、CSRプラットフォームソリューションは、aptX(R)Hi-Fiワイヤレス・オーディオ・テクノロジ、CVCTMノイズ低減、エコーキャンセレーション、SiRFInstantFix(R)およびSiRFDRive(R)といった先進位置情報技術などを含む、CSRの位置情報技術、コネクティビティ技術、音質改善ソフトウェアすべてをサポート。

SiRFprimaII SoC
40nmCMOSプロセステクノロジによって製造されるCSR SiRFprimaII SoCは、高性能アプリケーションプロセッサ、マルチGNSSベースバンド位置情報プロセッサ、DDR3およびNAND型フラッシュメモリコントローラ、アナログパワーマネージメント機能、優れたオーディオコーデック、ハードウェアアクセラレーション型フル1080p HDマルチメディアデコーディング、ハードウェア3Dグラフィックスアクセラレーション、1280×720までのディスプレイに対応する液晶タッチスクリーンコントローラ、PHY/UART/GPIOインターフェースなどをシングルパッケージに内包する。

高性能ARM CortexTM-A9アプリケーションプロセッサは、最大1GHzで動作し、当初のSiRFprimaデバイスの2倍以上の処理能力を実現し、最新のナビゲーション、エンターテイメント、コミュニケーション、情報用アプリを実行するために十分な性能を提供。

さらに、SiRFprimaII SoCは、第一世代と比較して3~4倍強力なグラフィック性能およびマルチメディアアクセラレーションを提供することで、より快適なユーザー利用体験のために、俊敏でスムーズなユーザ操作環境を実現すると共に、拡張現実を始めとする新しいテクノロジを利用可能とする。

TriG RF Multi-GNSS受信機
40nmCMOSプロセステクノロジによって製造されたTriG RFフロントエンドの全世界衛星航法システム(GNSS)受信機は、SiRFprimaIIを始めとするCSRの自動車用ナビゲーションSoCの位置情報・ナビゲーションのパフォーマンスを改善する、高度なマルチGNSSソリューション。GPS、グロナス、ガリレオ、コンパス(運用中の場合)を含め、現在予定されているすべての全世界衛星航法システムをサポートするTriG RF無線機によるマルチGNSS位置取得テクノロジは、これらの衛星システムを活用し、位置情報のアベイラビリティーと精度を低コストで改善できるよう設計されている。

販売時期と価格
産業用のSiRFprimaII SoCとTriG RF受信デバイスは、2012年に製造開始が予定される製品に適用が可能。自動車用パーツは2013年を予定。評価ボードとフォームファクタ・リファレンスデザインは、AndroidTM、Microsoft(R) Windows(R) CE、Linux GENIVIの各OS用ボードサポートパッケージを含めてご利用いただける。

CSRマーケティング最高責任者でSiRF創業者のKanwar Chadhのコメント:
「当社のビジョンは、インダッシュ型、オンダッシュ型を問わず、一般消費者によって利用される車載向けナビゲーションのエクスペリエンス向上です。世界のあらゆる衛星航法システム、強力なコネクティビティ機能、拡張現実などの次世代アプリケーションのサポートにより、SiRFprimaIIプラットフォームはユーザ利用体験向上への躍進の第一歩となっています。CSRは、本日の車載市場向けのSiRFprimaIIプラットフォームとモバイル機器用SiRFstarVTMおよびSiRFusionTMプラットフォームの発表によって、一般消費者の位置情報エクスペリエンスを次のレベルへ引き上げます。」

CSR車載ビジネスエリア・ジェネラルマネージャ、Charlie Leskoは、「第2世代のSiRFprimaII SoCと新しいTriG RFフロントエンドは、あらかじめ統合されたハードウェアとソフトウェアプラットフォームソリューションの中核を構成し、位置情報、コネクティビティ、マルチメディアの様々なテクノロジの分野における当社のすべての強みを統合する事により、自動車業界の顧客の機能と品質に関するニーズに対応できるよう設計されています。当社の総合的なプラットフォーム・リファレンス・デザインは、顧客が製品開発時間とコストを削減し、画期的な車載用ナビゲーションおよびインフォテイメントシステムをあらゆる地域の一般消費者にとって手頃な価格で、迅速に市場投入できるようサポートします。」とコメント。

<本件に関する問い合せ先>
シーエスアール株式会社
深田 学
E-mail:prjp@csr.com


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会社概要

商号
CSR株式会社(シーエスアールカブシキカイシャ)
業種
製造・メーカー(電気・電子)
上場先
未上場

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