2013年12月17日 10:00

最新地理情報が“危険”を可視化する! 『本当に役に立つ「汚染地図」』(集英社新書)、12月17日(火)発売!

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最新の地理情報システム「GIS」を駆使した防災研究に取り組む著者は、あるきっかけから、福島第一原発事故による放射能汚染問題に関わることになる。“見えない”放射能汚染を“見える”ようにするには、どんな情報をどう活かせばいいのか。本書は、その実践ノウハウを提示する。原発周辺汚染状況の3Dマップ、住宅地図レベルの汚染濃度分布図、関東一帯の「放射線管理区域該当エリア」など、著者作成の貴重な図版を多数収録。

“しばしの沈黙の後、長谷川さんは私に対して、
GISで作成した飯舘村内全域の「セシウム汚染『等高線』マップ」がほしいと言う。
この解析結果を、村の仲間たちにも見せてあげたいというのだ。
自分の家がどれくらい汚染されてしまったのか、きっと皆、知りたいはずだ」
 私はその場で快諾した。仮設住宅の電源を借り、GISの画像作成機能を使って
飯舘村に二〇ある行政区ごとの「セシウム汚染『等高線』マップ」を作り、
それをUSBメモリーに保存して長谷川さんに手渡す。
実質的な作業時間は一時間ほどだった。”(第一章より)

地理情報システム「GIS」を駆使した防災研究に取り組む著者による、
福島第一原発事故の放射能汚染の“見える”報告。
各地の汚染濃度分布図や放射線管理区域該当エリアなど貴重な図版多数収録!
『本当に役に立つ「汚染地図」』
著者 沢野伸浩(さわの・のぶひろ)
12月17日(火)発売 集英社刊
定価735円(税込) ISBN 978-4-08-720719-4
http://shinsho.shueisha.co.jp/


【目次】
はじめに
序章  SPEEDIは「時代遅れ」だった
第一章 どうやって「汚染地図」を作成したのか
第二章 「GIS」とは何か
第三章 データを「活かす」道を探る
第四章 GISを活用するには
おわりに

【著者プロフィール】
1960年群馬県生まれ。金沢星稜大学女子短期大学部教授。
専門は社会システム工学・安全システム。ナホトカ号重油流出事故の漂着油調査、
ベトナムでのダイオキシン類による環境汚染に関する研究などのフィールドワークを行なう。
また、2007年度学術振興機構長期派遣研究者として、フィンランド国立技術研究所に滞在し、
客員教授として、地理情報システムを用いた船舶航行安全と海洋汚染防止の研究に従事した。

【お問い合わせ】集英社広報部 TEL 03-3230-6314

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商号
株式会社 集英社(カブシキガイシャ シュウエイシャ)
業種
新聞・放送・出版・広告・印刷
上場先
未上場
従業員数
5000名未満
会社HP
http://www.shueisha.co.jp/

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