2019年04月18日 13:30

「地域との繋がり」が、生活意欲の低下と認知症発症に関連か。 認知症「超」早期発見のための実証結果発表。 アグリマス株式会社が、大森医師会、徳島大学大学院医歯薬学研究部と連携。

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アグリマス株式会社は、経済産業省が実施する「平成30年度健康寿命延伸産業創出推進事業」において、全国13か所、135名(年齢:40歳~102歳)の参加者に対し、認知症の超早期段階における発見を目的とした全国共通の測定会「健康脳測定会」を2018年10月~2019年2月にわたり実施。その実証結果を2019年4月15日に発表いたしました。大森医師会と共同で開発した各種チェック項目により、生活意欲レベルと認知レベルの相関が見られました。また、なの花薬局グループの栄養士、徳島大学大学院と連携し栄養調査を行ったところ、生活意欲が低い方は、鉄分の摂取量が少ないという結果に。さらに、口腔内細菌叢調査では、歯周病の病原菌であるp.Fusobacteriaが、生活意欲に影響を及ぼす可能性も示されました。

・健康脳測定会
本実証事業では、北海道から九州まで全国13か所でサービス付き高齢者向け住宅、デイサービス、調剤薬局、スーパー等と連携し、各地域において参加者(年齢:40歳~102歳)、135名が参加。一般社団法人 大森医師会および徳島大学大学院と共同開発をした、認知症の超早期段階における発見を目的とした全国共通の測定会である「健康脳測定会」を実施。また、健康脳測定会参加者に対し、「動(運動)」、「食(食事)」、「眠(睡眠)」、「音(音楽)」のプログラムや参加事業者毎に独自プログラムを提供し、実証期間中の効果検証を実施。プログラム実施結果については、今後、認知症関連学会においても発表予定です。

・生活意欲・認知機能の評価チェックシート「Q-ESD」について
認知症の超早期段階における発見を目的とし、全16問から構成される、生活意欲・認知機能を評価するチェックシート(Q-ESD=The Questionnaires for Earlier Stage of Dementia)を大森医師会と新たに共同開発いたしました。Q-ESDとその他測定項目の相関関係を分析したところ、手段的ADL、知的能動性、社会的役割の13項目からなる「老健式活動能力指標」との相関があり、Q-ESDは、認知症の超早期段階のチェックシートとして有効であることがわかりました。
・栄養調査とQ-ESDスコアの関連について
なの花薬局グループの管理栄養士、徳島大学大学院(堤理恵講師)と連携し、食物摂取頻度調査票(FFQ)を用いて、栄養調査を実施。各参加者の栄養摂取状況と、Q-ESDスコアを分析したところ、Q-ESDスコアが高値(生活意欲が低下)のグループは、鉄摂取量が少ないことがわかりました。今後は、徳島大学大学院と鉄摂取と認知機能の関係を共同研究し、将来的には、認知症予防食の開発に繋げていきたいと考えています。

・口腔内細菌叢調査とQ-ESDスコアの関連について
徳島大学大学院と連携し、健康脳測定会参加者に対して、口腔内細菌叢調査を実施。歯周病の原因菌とされているp.Fusobacteria(※)とQ-ESDスコアとの関連性を検証した結果、Q-ESDが低値(生活意欲が高い)のグループで明らかにp.Fusobacteriaが少ないことがわかりました。歯周病の原因菌の量の変化で、生活意欲の変化を捕らえられ、ひいては認知症の超早期発見につながる可能性が見えてきました。
・TOP-Qについて
健康脳測定会では、大森医師会が開発した認知症簡易チェック法であるTOP-Q(Tokyo Omori Primary Questionnaires for Dementia)を用いて、認知症の簡易スクリーニングを実施。既存の認知症発見手法は、被験者のプライドを傷つけやすく、かつ20~30分近くの時間を要しますが、TOP-Qは、2~3分の日常会話のなかで自然に検査を行うことが可能です。既に、大森地区では、医師会のみならず、歯科医師会・薬剤師会が中心となり、TOP-Qの実践をしています。本実証事業で検証をしたQ-ESDと併用し、認知症の疑いがある参加者の超早期段階での発見につなげたいと考えております。

・質の高いコミュニティーの重要性
最後に、質の高いコミュニティー、地域との繋がり、運動習慣とQ-ESDとの相関についても、今回の実証事業では明らかになってまいりました。参加事業者の内、札幌の「スーパーホクノー」のケースにおいては、健幸TV、その他複数のプログラムを提供、ボランティアスタッフとも連携しながら、地域の老若男女がいつでも集まれる、いつでも運動ができる集いの場をスーパー内に設置してまいりましたが、他地域のコミュニティーと比較して高い生活意欲の向上が見られたことを特記させていただきます。この部分においては引き続き検証が必要ではありますが、コミュニティーの質の問題、政府が掲げる「介護予防の通いの場」作りの重要性とも大いに関係すると考えます。

・第61回「日本老年医学会学術集会」一般演題として採択が決まりました。
6/8(土)13時~@仙台、徳島大学大学院より「食事調査BDHQとQ-ESD調査の関連性の検討」について発表を行います。
https://site2.convention.co.jp/61jgs/images/ippan-list.pdf

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※健康寿命延伸産業創出推進事業
経済産業省が、地域の実情に応じたビジネスモデルの確立に向けた実証事業を実施する事業者の費用を補助する事業。生活習慣病、フレイルの予防や地域包括ケアシステムに関する取組と連携したビジネスモデルを構築することにより地域に根ざしたヘルスケア産業を創出することを目指すものです。

※p.Fusobacteria
p.Fusobacteriaとは、歯周病等の原因菌と知られています、嫌気性のグラム陰性菌です。歯周病等の原因菌と知られています。
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健幸TV : https://www.tokyo-marche-tv.jp/
WELLNウェルン(早期認知症予防センター): https://www.tokyo-marche-tv.jp/welln/
  • 医療、福祉

会社概要

アグリマス株式会社
商号
アグリマス株式会社(アグリマスカブシキガイシャ)
代表者
小瀧 歩(コタキ アユム)
所在地
〒144-0051
東京都大田区西蒲田2-5-1 
TEL
03-3751-1139
業種
医療・福祉・健康関連
上場先
未上場
従業員数
10名未満
会社HP
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公式ブログ
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