2014年03月26日 15:00

りんご畑の醸造所「弘前シードル工房kimori（きもり）」完成!!

青森県弘前市のりんご公園内に、「弘前シードル工房kimori」が完成し、5月上旬にオープンします。この施設は発泡性のりんご酒「シードル」を醸造するためのものです。オープン後は、シードルの醸造の工程を見たり、試飲もできます。また、気に入ったシードルはりんご公園内のショップで購入することができます。

青森県弘前市のりんご公園内に、「弘前シードル工房kimori」が完成し、5月上旬にオープンします。この施設は発泡性のりんご酒「シードル」を醸造するためのものです。オープン後は、シードルの醸造の工程を見たり、試飲もできます。また、気に入ったシードルはりんご公園内のショップで購入することができます。
「Kimori」の名称は、農家が今年の実りへの感謝と来年の豊作を願って、果実を樹上に1、2個残す風習「木守り」から付けられています。

りんご農家のシードル
「弘前シードル工房kimori」は、地元のりんご農家が主体となって設立した株式会社「百姓堂本舗」によって運営されます。
りんごの生産から加工までを、りんごのプロである農家が担うことで、より農家の思いが詰まったシードルを、消費者に届けることができます。
また、台風などの災害により生食用にできず加工用となってしまうりんごの受け皿が広がり、ロスが少なくなるというメリットもあります。
弘前シードル工房kimoriは2014年5月上旬にオープン予定で、この工房で醸造したシードルは、弘前市りんご公園や地元の物産販売所などで販売される予定となっています。

シードルの街・弘前
りんご生産量日本一を誇る弘前市では、100年以上も前からりんご酒の醸造が始まり、多くの企業、先人達が試行錯誤を重ねてきました。こうした技術が現在のニッカウヰスキー弘前工場に受け継がれています。
弘前市はシードルの地域ブランド確立をめざし、酒類製造免許取得条件を緩和する「弘前ハウスワイン・シードル特区」の認定を、内閣府に申請しています。また、5月の「りんご花まつり」では地シードルの飲み比べイベントが開催される他、2013年にはりんご生産者の「タムラファーム」が自社のりんごを使ったオリジナルのシードルの販売を開始するなど、弘前市では「シードルの街・弘前」をめざす機運が高まっています。ニッカウヰスキーやタムラファームのシードルは、酒店やオンラインショップなどで購入することができます。

【ニッカシードル】
リンゴまるかじりのみずみずしさを楽しむことができるように、糖分・香料・着色料を一切加えずに作った、リンゴ１００％のスパークリングワインです。スイートはやさしい甘さとフルーティな味わい、ドライは雑味のないスッキリとした味わいが特徴です。
商品名：ニッカシードル・ドライ / ニッカシードル・スイート
アルコール度数：シードル・ドライ５％ / シードル・スイート３％
オンラインショップ
http://www.asahibeer.co.jp/products/wine/brand/nikka/

【タムラシードル】
タムラファームの完熟りんごを１００パーセント使用したスパークリングアップルワインです。サンフジ６５％、王林２０％、紅玉１５％をブレンドしており、サンふじのすっきりした極上な甘さ、王林の上品な芳香、さらに紅玉の絶妙な酸味と渋味が味わえます。

商品名：タムラシードル　Vintage 2012 2nd
アルコール度数：5％
オンラインショップ
http://www.47club.jp/03M-000042wdg/

弘前市りんご公園
りんご公園は、市のりんごにこだわったまちづくりの一環として、オープンしました。
約5.25haの園内には、65種、約1,300本のりんごが植えられているほか、りんごに関する知識や情報を遊びながら学べるコーナーや軽食・喫茶コーナー、りんごに関する物販コーナーなどがあります。
また、園内からは岩木山と裾野に広がるりんご園の、すばらしい眺望を楽しむことができます。
5月には「りんご花まつり」9月には「りんご収穫祭」が開催されるほか、8月から11月までは、りんごのもぎ取り体験で、収穫の楽しさも味わえます。

【お問い合わせ先】　　　　　弘前市農林部りんご課　小野　
TEL：0172－40－7105　　〒０３６－８５５１青森県弘前市上白銀町１－１
FAX：0172－35－1105　　　 http://www.city.hirosaki.aomori.jp/city_promotion/